あおむろひろゆきのてくてく子育て日記〈第2話〉「ふたりだけの秘密」

2歳の娘がお父さんに放った、衝撃の告白とは……!?

ビジネス・自己啓発 2016.03.17

漫画家・あおむろひろゆきさんの子育て日記、第2話の今回は、2歳になった今の娘さんのお話です。いろいろな言葉を話せるようになる中で、娘さんがあおむろさんに放った衝撃の告白とは……

子どもが２歳になり、少しずつ話せる単語が増えてきました。「おとうちゃん、パン、たべたい」とだいたい３語くらいの短い文章なんだけど、なんとなく意思の疎通ができます。そんな中、先日起きた話。

いつものようにお風呂に入っていると、子どもが「おなか、とんとんして」と言ってきたので、湯船の中でおなかをさすります。晩御飯がカレーライスだったので、いっぱい食べすぎて苦しいのかな？と思いながらさすっていると、突然子どもが顔を上げて「おとうちゃん、ここ（自分のおなか）に、あかちゃんおるのよ」と言ったのでギエーッ！と叫びそうになりました。

「おんなのこよ」
「おなまえは、あめちゃん」
ヒーッ！どこでそんな言葉覚えたの！と驚きあたふたする私を尻目に、子どもは優しい顔をして自分のおなかをさすります。そして最後に「ないしょだよ」と告げ、私たちはこの世界でふたりだけの秘密を共有することになりました。ふたりの秘密ができたことがなんだか嬉しくて、次の日はずうっとそわそわ。

夜、家に帰って奥さんの目を盗んでコソッと「ここ（おなか）に何がおるんやっけ？」と聞くと、「どんぐり！」と適当な返事が返ってきたのでずっこけました。ふたりだけの秘密は、幻だったのかな…。