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第5回 背泳ぎ・親指入水のI字ストローク

バンザイ姿勢がキツイ!と思う人必読!

こんにちは!
水泳インストラクターの内村です。

水泳シーズンがいよいよ本格的にスタートです!

まずは先日、次世代選手の最高峰、ジュニアオリンピックが終わりました。
大人の方は、短水路マスターズが全国各地で一斉に開幕!

そして、ちょうどこの記事がアップされるころには、
競泳日本選手権兼オリンピック代表選考会が開催ですね〜!!

競泳の五輪選考基準は実に明快です。
選考会で2位以内でかつ、派遣標準記録を突破すること。
この2つをクリアすると、自動的にオリンピック出場が決まります。

正真正銘の一発勝負。
各選手のガチンコ対決が見ものです!

僕は個人的に、男子400m個人メドレーが気になります。
この種目、先の世界選手権で金メダルだった瀬戸選手は既に内定済み。
つまり残り1枠。
ここを、世界選手権を怪我で欠場した萩野選手が、
どうやって泳ぐのか注目が集まります!

まあ、あわよくば世界新!ってレースになるのじゃないかなあと、
今からワクワクしています!!

どうぞ、皆さまも、競泳五輪選考会ご覧くださいませ!

それでは、本題です。

前回は、背泳ぎのオーソドックスな手のかき方として、
「小指入水のS字ストローク」を解説しました。
まずは、これで良いと思います。

でも、、、
50代の方の肩って、(←言い方変かな?笑)
硬い方が多いんです。
特に、バンザイ姿勢がきつい方が結構います。!

まずは、ちょっとテストしてみます。

A:手の平を内側に向けてバンザイ!

 

 

B:手のひらを外側に向けてバンザイ!

 

どうですか?
Aは楽ですよね?
逆にBはちょっときつくないですか?

そうなんです。
今回は、そんなBではちょっとキツイと感じるあなたの為に、
中高年仕様の背泳ぎの手のかき方をご紹介します。

『背泳ぎ・親指入水のI字ストローク』

1)

手のひらを内側に向けて、親指から入水。

 

この時伸ばした手の方に体を少し傾けると、
肩の負担を減らすことができます。

2)

手のひらを水面に向けたまま、肘を曲げていき、
水面下20センチをかきはじめる。

 

この20センチという浅い部分をかくのが、
肩に負担をかけないポイントです!

3)

そのまま水面下20センチをキープし、腰の位置まで、ストレートに真っ直ぐかく。
(S字ではなく、I字でOK!)

 

 

 
繰り返しになりますが、
ストレートに真っ直ぐ!で大丈夫です。
これで十分に進みますので、自信をもってやってみてください!

 

4)
フィニッシュは、体の真横に手のひらをつける程度でOK。

 

 

オーソドックスなフィニッシュでは、
お尻をかすめるように手首のスナップを効かせてフィニッシュしますが、
この動作が肩が硬い方にはキツイのです。
無理に行わなず、体の真横でかき終えてください。

5)
最後は親指から自然に抜きあげます。

 

反対側も同様に、(1)から(4)を繰り返し。

50代男性を意識すると、
僕の経験だと7割の方が、
「親指入水のI字ストローク」の方がラクに腕を動かせます。

せっかく健康の為に泳いでいるのですから、
ストレスフリーで泳ぎたいですね。

水泳に限らず、
あらゆるスポーツにおいて、
どんなに優れているというテクニックでも、
自分に合うのか?合わないのか?
は見極める必要があると思います。

「50代からの健康アップ水泳術」でも、
なるべくそのようなヒントを
ご紹介していきたいと思いますので、
どうぞ健康水泳にお役立てください!

それでは次回もお楽しみに♪

 

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