5位マイケル、2位ジョニー・デップ。あの頃男子が憧れた第1位は?
2017年6月号で創刊20周年を迎える『STREET JACK』。そのバックナンバーを紐解きながら、当時の若者ファッションシーンを振り返ります。
約20年に渡り追い続けてきた『ストリートジャック』。
雑誌名こそ創刊当時から変わらないが、その中身は
時代の流れに合わせるように、大きく変化していった。
そんな過去のアーカイブスから、当時の時代背景や
ファッショントレンドが分かる“名物号”をピックアップ!
SJ CHRONICLE 1997-2016
【第6回】2010年8月号
DATA
発売日:2010年6月24日
表紙:小栗 旬
巻頭特集:定番アイテムで無敵の夏スタイル!!
前々回(第3回)、「女優大豊作時代」と「女性表紙の変遷」について触れたとおり、SJの歴代表紙を飾ってきたのは圧倒的に女性芸能人だった。
しかし、創刊20年の歴史の中で、例外的に「男性芸能人の表紙」が続いた時期がある。その始まりとなったのは、2009年4月号の成宮寛貴×水嶋ヒロという2ショット。イケメン俳優ブームと女性アイドル冬の時代が重なり、これまでSJ=女性表紙という暗黙のルールは少しずつ破られていくことになる(それ以前の男性表紙となると、最後が2000年10月号のラルクアンシエルと、約10年近く遡ることに!)。
それ以降、先ほどの2人や今回の小栗旬を筆頭に、数多くのイケメン俳優が表紙に出演。特に2010年に入ると表紙のイメージをがらっと「男っぽく」振り切り、ロゴも一新。その後、さらなるリニューアルを経て約2年ほど男性表紙時代は続くが、2011年12月号、それまでの路線を破り、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった“ゆきりん”こと柏木由紀を抜擢すると、雑誌もメガヒットを記録(SJが初めてAKB48メンバーを表紙に起用したのは彼女だった)。これをもって、再び女性表紙に回帰していくことになる。
そして、この回が配信される頃に発売中の最新号である、2016年6月号の表紙は、EXILE/三代目J Soul Brothersの人気メンバー、岩田剛典。
これまた記録更新する勢いのメガヒット(御礼!)なので、これからのSJは再び男性表紙が増えてくるかも・・・しれない。
それは読者のみなさんの反響次第・・・ということで、やはり歴史は繰り返すことが、こんなところでも実証されています。
表紙のリニューアルにあわせ、目次も創刊以来続いた赤い地色から一新、すっきりした印象に。