「老後のお金を心配する都市ライフ【VS】意外と生活に困らない地方ライフ」沖縄暮らしで学んだお金の話 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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「老後のお金を心配する都市ライフ【VS】意外と生活に困らない地方ライフ」沖縄暮らしで学んだお金の話

人生に必要なスキルは「価値判断」と「バランス力」

 

■生活にお金がかかるのはなぜか?

 子供がいて、住宅ローンがあれば、お金がかかるのは当然なので、ここでは割愛して、あくまで独り(または自立したカップル)の生活として考えます。

 私の勝手な分析ですが、稼いでいる人は、稼ぐ分、使っているのではないでしょうか。使わなければならないと言ってもいい。

 稼ぐ分、仕事に付随したお金がかかる(スーツなどの身につけるものや酒、ゴルフなどの付き合いやパソコンなどAV機器やその他いろいろ)。稼ぐ分、大きいストレスがあり、発散で使うお金も膨らむ。稼げる会社に通える住む場所(都会)により、住宅や食事や交通にお金がかかる。

 このような理由でお金の価値観が高い水準になると、私は思います。(稼ぎの分、乗る車も高くなるでしょう)年収が700万円あっても年に500万円使い、収入に応じて高くなる所得税や保険料を支払えば残らなくなります。

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松野 大介

まつの だいすけ

1964年神奈川県出身。85年に『ライオンのいただきます』でタレントデビュー。その後『夕やけニャンニャン』『ABブラザーズのオールナイトニッポン』等出演多数。95年に文學界新人賞候補になり、同年小説デビュー。著書に『芸人失格』(幻冬舎)『バスルーム』(KKベストセラーズ)『三谷幸喜 創作を語る』(共著/講談社)等多数。沖縄在住。作家、ラジオパーソナリティー、文章講座講師を務める。

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