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「糖質制限を誤解している人があまりにも多すぎる」加熱するブームに専門医が警告!

糖尿病専門医・牧田善二氏の最新刊『日本人の9割が誤解している糖質制限』5月10日発売!

「必ずやせる」糖質制限ブームの落とし穴

数多く出版されている「糖質制限」本。本書は推奨派でも、否定派でもありません。冷静な視点に立って、問題提起をし正しい知識を提供します。

 ここ最近、テレビや雑誌などのメディアを中心に話題になっている「糖質制限」。ご飯やパン、麺類などをまったく摂取しなかったり、摂取量を抑えることでやせられるという、ダイエット法のひとつとして、注目を集めています。
 この記事を読んでいる方の中にも、普段の生活のなかでご飯の量を減らしてみたり、昼食にラーメンを食べるのをやめてとんかつにしてみたり、なんとなく「糖質制限」を意識してみたことのある方も多いのではないでしょうか?
 また糖質の摂取量を少なくしたことでやせた、体重が落ちたというように実際に「糖質制限」の効果を実感したことのある方もいるかもしれません。
 しかし、この「糖質制限」の本質と効果を正しく理解している人は、果たしてどのくらいいるでしょうか?

「糖質制限は一種の医療行為です」

 のべ20万人以上の患者を診察してきた糖尿病専門医・牧田善二先生はこう言います。そのため、本来の目的や効果を正しく理解しないまま、素人がむやみに取り組むことは非常に危険なことだと指摘します。また、専門のドクターでない人やメディアが、安易に「糖質制限」を薦めてよいものでもないと、警告します。なぜなら、誤った認識のまま取り組むと、かえって健康を損なってしまう危険性があるからです。
 牧田善二先生の最新刊『日本人の9割が誤解している糖質制限』では、ブームにより日本中に蔓延してしまった「糖質制限」に対する誤解を解き、正しい知識と活用法をお伝えするために生まれました。
たとえば本書では、こんなギモンを解決できます。

●そもそも糖質ってなに?

●どうして糖質制限をするとやせるの?

●健康に悪影響はないの?

●やっぱり糖質制限ってしたほうがいいの?

●糖尿病になっても糖質制限で治るってほんと?

 「糖質制限」は、正しく理解して活用すれば、すばらしい効果を発揮してくれる食事療法です。ぜひ本書で正しく、最新の知識を身につけて健康のために大いに役立ててくださいね。

<目次>
第一章 誤解だらけの糖質制限
「糖質制限信者」が危ない/一人歩きしている「糖質制限」/思い込みが命取り/「万能の健康管理法」ではない/血糖値コントロールは治療の一割/自己測定の落とし穴/糖尿病は万病のもと/国も特別扱い/糖質制限は一種の医療行為/素人が説くことの危険性/論文が誤って引用されたケース/勉強する時間がない医者/糖質制限はしなくてもいい/医療の進歩に合わせた治療を/「健康のために死んでもいい」になるな/「医者になったような気分」が危ない/糖尿病より怖いのはやせすぎ/やせすぎると病気にかかりやすい/階段を上れなくなった患者さん/糖質制限ノイローゼから脱却せよ/糖質はやめられないようにできている
第二章 食べていい糖質、やめるべき糖質
「糖質」にもいろいろある/糖質は悪者とは限らない/カロリーでは太らない/糖質制限でやせるメカニズム/生化学の研究で行き着いた「AGE」/AGEは全身を壊していく/「糖質制限はコレステロールを上げる」という嘘/コレステロールの最新知識/カロリー制限は古すぎる/慣例を変える人がいない/砂糖の害を明かした映画/「砂糖税」の広がり/糖質中毒になっていないか/血糖値のジェットコースター/「ご飯を食べて低血糖」の不思議/見逃される反応性低血糖症
第三章 最も健康的な糖質制限とは
糖質制限が必要なのは誰か/「BMI」を見直せ/小太りが長生きする!?/AGE牧田式・糖質制限の基準/[四五~六四歳]重病予防を心がけよう/つき合い酒に遠慮はいらない/[六五歳以上]食い気一番でいこう/ロコモを防げ/糖質制限よりも運動を/[四四歳以下]標準体重を維持しよう/体重が増えてきたらこの方法/「どか食い」より「ちびちび食い」/「間食は太る」は間違い/体重を維持する糖質量とは/大ざっぱでOK!/知的に楽しもう/白米よりも玄米がいいのか/果物は太りやすい/ジューサーよりはミキサー/人口甘味料は糖尿病の引き金/こんな表記は注意/「お酒を飲むほどいい」という事実/お酒を飲んだら低血糖で運ばれた/ワインを飲みなさい
第四章 糖尿病を糖質制限で治す時代は終わった
そもそも「糖尿病」とはどんな病気か/なぜ糖尿病になるのか/「疑いあり」から逃げてはいけない/ここまでなら「糖質制限で治せる」/糖質制限をしても合併症は出る/自覚症状がないから手遅れになる/とにかく腎症に対処すべし/腎症はなぜ起きる?/血糖値より尿アルブミン検査/血圧に神経質になれ/人工透析や失明は突然やって来る/幸運な患者、不幸な患者/腎症の特効薬が発見された/いい降圧剤、ダメな降圧剤/網膜症は気づかぬ間に進む/眼科医選びを間違えるな/命に関わる血糖値のボーダーライン/空腹時血糖値は無視しなさい/糖質を摂っても血糖値が上がらない薬/低血糖に備えておこう/糖尿病患者は糖尿病では死なない/死ぬ原因を排除していけ/心筋梗塞に気づかないことがある/心臓に異常が見つかったら/命拾いした患者さん/後遺症が怖い脳卒中を防げ/医者選びは患者さんの一番の仕事
第五章 糖質制限よりも大切なこと
長寿者が多い地域の秘密/長寿者は豆を食べている/「二つの沖縄」が教えてくれること/「正しい検査」を受ける習慣を/激増している大腸がんと肺がん/こんな検査をかえってマイナス/受けるべきは三つの検査/高血圧なら必ず下げる/血圧はどこまで下げる?/こんな塩分に注意/夜遅くに食事をしない/ストレスを引きずらない/ストレスは腸内環境を悪くする/しつこいAGEを溜めない食生活を/生ものを食べる/自然な素材を食べる/添加物を避ける/豆類、ナッツ類を常食する/質のいい油を摂る/古い油を体に入れない/お酒を楽しむ/生き甲斐を持つ/人生「なにも心配することはない」

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糖尿病専門医。AGE牧田クリニック院長。1979年、北海道大学医学部卒業。地域医療に従事したあと、米国ロックフェラー大学医生化学講座などで糖尿病合併症の原因であるAGEの研究を約5年間行う。北海道大学医学部講師、久留米大学医学部教授を歴任し、2003年に東京・銀座に「AGE牧田クリニック」を開設。これまでにのべ20万人の患者を診ている。著書に「糖尿病はご飯よりステーキを食べなさい」(講談社+α新書)、「人間ドックの9割は間違い」(幻冬舎新書)など多数がある。



 


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  • 牧田 善二
  • 2016.05.10