時計を返してくれてありがとう【たらい回し人生相談】
【たらい回し人生相談】〜ヤバいやつがもっとヤバいやつに訊く〜 連載第13回
※今回の記事ではイラスト掲載はなしになります。理由は、前回記事の原稿確認が遅れまくったいわゆる極道入稿という状態になり、イラストレーター様へ企画趣旨、記事内容が説明されないまま製作していただく状況になった結果「ふざけるな、もうやらん」と言われてしまったからです。まことにご迷惑をおかけしました。読者様におかれましては、掲載写真を脳内で女体化していただけるようご協力お願い申し上げます。
インターネットサブカル界の旗手、にゃるら氏……。
過去の記事(注1)において当連載はにゃるら氏に対し、大司教の時計を返していただけるよう丁重にうながしてきた。かつて、にゃるら氏と大司教は同じシェアハウスに住んだ仲であり、その際の過去の思い出もいくらか含め、ふわふわのぬいぐるみのように、まろやかで人に優しい記事(注2)を展開した。
今回、その極めて真摯な姿勢が天に通じたのか、ネットで少々話題となった。その結果、渦中の人物であるにゃるら氏おんみずから時計を返しに来てくれた。召喚成功って感じだな。
彼は過剰に書かれたので当然怒っている。ついでに記事に対する抗議と弁明もしたいとのこと。そのような経緯から、今回はそれらを含めた会談の様子をお送りする。
■登場人物:
にゃるら:いけてるクリエイター、いろいろ書きましたが、なんだかんだそう悪い人ではないです。そんなには。
大司教:いけてるなんだかわからない人、こちらもなんだかんだそう悪い人ではない。怪物というほうが近いので。
筆者:いけてる無職。ライター仕事を受けて生活費の足しにしていたが、内輪ノリの加減を間違え記事が思ったより炎上し、困っている。
■抗議にきたにゃるら氏:
にゃるら:あのねえ。困りますよ。
筆者:いやあ。プロレスってやつで……。ほらよく言うじゃないですかプロレスって。
にゃるら:プロレスはもっとプロレスとわかるように企画されるんですよ。
筆者:えっ? あ、そういうもんなんですか。
にゃるら:そうですよ。あれだと大司教が暴露系YouTuberじゃないですか。
筆者:そうなんだ。身内がちょっと反応しておもしろいくらいを狙ったんだけど。ごめんなさい。
にゃるら:これがふざけているんじゃなくて、本気で世間の受け取り方がわかっていなかっただけなのが困るな……。
大司教:彼も壊れているからリハビリでこんなコラム書かされているんですからね。
筆者:ごめんなさい。
大司教:まあ、道を歩いてる人に「プロレスしようぜ!」っていきなり殴りかかったら完全に狂ってますからねえ。
にゃるら:今回のあなたたちがそれですよ。
筆者:できるかぎり一般で笑えるように調整したつもりだったけど、まだ濃かったなぁ。
大司教:こちらとしては完全に薄味くらいがちょうどいいんですよ。そういうことも学習しながらやっていかないと。
にゃるら:ちゃんと反省しているのが逆に嫌だな。
筆者:ウッス。
注1:現在、記事は黒塗りにしてもらっております。のり弁みたいになった記事を見て我々はゲラゲラ笑っていたが、この間「面白くないよソレ」と怒られた。 注2:皆様の記憶と食い違うかもしれないが、マンデラ効果というものです。