浦和・遠藤航のモチベーター。「レッズの兄貴」を語る
移籍してから約半年。すっかりチームに溶け込んでいるように見える遠藤の心の支えは……
人に合った言葉を選んでくれる優しき兄貴
陽介くんはサッカーのプレーと同様、すごく視野が広いというか、人をよく見ていて、たくさんのチームメイトに声を掛けているのだと思います。
だから僕の性格に合ったモチベーションが上がる言葉を掛けてくれているのだと思うのですが、やっぱり言われれば嬉しい。いや、すごく嬉しい(笑)。
特にディフェンダーは、89分集中していても1分、1本のミスで失点をしてしまえば評価されないポジションですから、集中力の部分や、守備の部分をシンプルに評価してもらえると気持ちがどんどん乗っていきます。
先にも書いたとおり、いまは調子も良くいい形で試合に入っていけていますが、これから長いシーズンのなかで何があるか分からない。もしかしたら「うまくいかないな」という時期も来るかもしれません。そんなときは、またいろいろと話してもらい、アドバイスをもらいたいな、と思わせてくれる存在、それが陽介くんです。
あと、ぜひもっと話をしてみたいのが阿部(勇樹)さんと、ヒラ(平川忠亮)さん。
阿部さんはレッズのキャプテンとして長い間、活躍されているし、加入以前から「憧れの選手」と尊敬してきた選手です。実際、一緒にプレーさせてもらって勉強になることもすごくあります。