女優・吉岡里帆「甘えん坊の猫みたいな男性が好み」
『あさが来た』の“宜ちゃん”を独占撮りおろし!
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「猫みたいな男性はいいですね(笑)。
やわらかい人、あんまりキレまくるような怖い人はいやですね」
—-吉岡さんは多面性を持った女優さんだと思うのですが、自分を一番素直に出すとどんなキャラクターになるのでしょうか?
吉岡 すごく怖がりで内にこもっちゃうくせに、外の世界に目をキラキラさせちゃう好奇心もあるという子ですかね。
—-お話を伺ってると、結構自分から動くアクティブなところがありますよね。
吉岡 走り続けるのが好きなんです。何かしていないと不安になっちゃう。常に何か役割を担っていたいんです。
—-でも、その反面、猫が大好きなんだと聞いていますが。
吉岡 猫、好きですね。猫とゴロゴロしてたいとも思います(笑)。本とか漫画が好きですし、ゆっくりする時間も好きなんですよね。
—-猫を5匹も飼ってるそうですが。
吉岡 実家でですけどね。一時は15匹もいたんです。引っ越す時にみんなにもらってもらって、5匹になったんです。今は一人暮らしをしているので、飼えなくて寂しいです。実家の猫に会いたいなって、思います。
—-猫のどんなところに惹かれるんですか?
吉岡 柔らかいところです。触り心地にしろ、醸し出す雰囲気にしろ、共有する時間にしろ、とにかく柔らかいんです、猫は。
—-猫に癒やされたい?
吉岡 そうですね。一歩外に出たら戦場じゃないですか。だから家に帰ってきたら、ふわーっと包み込んでくれる存在がいいなぁと。
—-でも、猫というと、自分勝手なイメージもありますが。
吉岡 うちで飼ってる猫は、それがなくって甘えん坊なんです。小さい頃から触りまくってるからかもしれないんですけど、みーんなこっちに来るんです。懐っこくって。冷たくあしらわれたことって、ないですね。
—-それは好きな男性のタイプにも通じてるんでしょうか?
吉岡 確かに猫みたいな人はいいですね(笑)。やわらかい人、あんまりキレまくるような怖い人はいやですね。それから一番は、世界が面白く見えている人です。私生活をこんなふうに見ているとか、映画をこんなふうに見ているとか、一緒に話していて、あ、こういう見方もあるんだ、こういう目線で見ていたんだという新しい発見をくれる人がいいです。
—-となると、やっぱり年上の人ということになりますか?
吉岡 特に年齢は問わないんですけど、いろんな面を持っている人に惹かれますね。愛くるしいところがある人とか、ギャップがある人。
—-では、「あさが来た」の男性キャラクターの中だったら?
吉岡 え、難しいですね。うーん、全然思い浮かばない(笑)。
—-いわゆるイケメンはいっぱい出てくるドラマだと言われてますけどね(笑)。
吉岡 でも、私の理想とはちょっと違うんですよね。
—-結構、好みはうるさいタイプなんですね。
吉岡 なかなか理想の人には出会わないですね。人として好きだったり、尊敬できる人はいっぱいいるんですけれど、男性として惹かれるとなると無いんですよ。自分が女性になれるような人っていうと難しい……。
—-可愛らしい外見とは裏腹に、あまり女性っぽい性格ではない、と?
吉岡 そうですね。特に仕事の時は、かなりサバサバしてると思います。
—-それこそ、宜ちゃん的なところも……。
吉岡 あるかもしれないです(笑)。
取材・文/安田理央 写真/井上太郎
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吉岡里帆(よしおかりほ) 1993年1月15日生まれ。京都府出身。NHK連続テレビ小説『あさが来た』で田村宜役を好演しいちやく注目を集める。有楽町スバル座にて公開中の映画『つむぐもの』出演。4月3日より毎週日曜夜6:00~スタートのJ-WAVE「UR LIFESTYLE COLLEGE」では初ナビゲーターに挑戦。毎週日曜夜10:30~スタートのドラマ『ゆとりですがなにか』に出演中