木更津のちびっ子はヤマトタケル好き!?
昔話の英雄は「変身ヒーロー」になる
木更津の漁師“大和タケル”と八剱神社の巫女“橘マリ”のふたりが、ヒーロー“ヤツルギ”と“キサラ”に変身して町を守るというストーリー。第5シーズンまで制作されている人気作だ。同作は全編、木更津ロケを行い、また県内の各種イベントにも参加。市からもご当地ヒーローとして認定され、期待を集めている。
ヒーローを通じて、子どもたちに郷土への理解と愛着を深めてもらう……そんな意図も込められているようだ。
『古事記』は、まだ文字のなかった古代日本の各地で先祖代々、口伝されてきた古事(ふるごと)を記したもの。英雄の冒険譚というストーリー、口ずさみやすい歌謡を用いて、人々に「吾が国のなりたち」をわかりやすく啓蒙するという目的があった。
『古事記』も『ヤツルギ』も、その意図するところは同じかも知れない。
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