「日本は561点」で29位 。TOEIC®Listening & Reading Test世界の国別平均スコア発表(2022)
■TOEIC®L&R受験者は若年層が英語学習や就職活動のために学習している
最も受験者が多い年齢は、21~25歳で44%、次いで20歳以下が21%、26歳~30歳が15%と若年層の受験割合が高くなっており、性別による大差はほぼなかった。
■年齢別平均スコア
|
受験者割合(%) |
リスニング |
リーディング |
トータル |
||||
平均 |
(SD)* |
平均 |
(SD)* |
平均 |
(SD)* |
|||
年齢 |
26~30歳 |
14.9 |
363 |
(90) |
302 |
(103) |
664 |
(184) |
31~35歳 |
7.2 |
350 |
(95) |
294 |
(105) |
644 |
(192) |
|
21~25歳 |
44.1 |
341 |
(95) |
279 |
(106) |
620 |
(193) |
|
46歳以上 |
5.2 |
333 |
(96) |
283 |
(105) |
616 |
(194) |
|
36~40歳 |
4.6 |
335 |
(97) |
280 |
(105) |
614 |
(194) |
|
41~45歳 |
3.4 |
330 |
(96) |
277 |
(105) |
607 |
(194) |
|
20歳以下 |
20.6 |
296 |
(99) |
231 |
(105) |
527 |
(196) |
※SD=標準偏差
■性別平均スコア
性別 |
女性 |
48.8 |
343 |
(96) |
277 |
(107) |
621 |
(195) |
男性 |
51.2 |
326 |
(99) |
270 |
(108) |
597 |
(199) |
※ 2022 Report on Test Takers Worldwide|TOEIC® Listening & Reading Test
日本では、76%がTOEIC®L&Rの受験経験があると回答しており、3回以上受けている受験者も少なくない。とはいえ、「日常生活において英語を使用する割合はどのくらいですか」という質問に対し、43%が「1割以下」と答える結果となった。
TOEICを受ける目的は「英語学習のため」が最多の29%、「卒業に必要なため」28%、「就職活動のため」24%となっており、自身のスキルアップや、就職・転職を有利にするために学習し、受験していることがうかがえる。また、「昇進・昇格のため」という回答も見られた。
驚くべきは英語学習期間だ。「10年超」が47%、次いで「6年超~10年」が33%、「4年超~6年」10%と、実に全体の80%以上の受験者が6年以上の英語学習経験があると回答。第二言語の習得には、やはり長期的な学習が必要だといえるだろう。
■英語学習期間別平均スコア
英語学習期間 |
10年超 |
46.9 |
366 |
(87) |
311 |
(101) |
677 |
(180) |
6年超~10年 |
33.3 |
312 |
(90) |
254 |
(98) |
566 |
(180) |
|
4年超~6年 |
10.3 |
291 |
(95) |
228 |
(99) |
519 |
(186) |
|
4年以下 |
9.5 |
279 |
(96) |
215 |
(100) |
494 |
(188) |
「聞く・読む・話す・書く、4つの英語技能のうち最も重要視する技能はどれか」という質問に対しては、全体の22%が「4技能すべて重要視している」と回答しており、平均スコアも高い結果となった。