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渋谷・道玄坂の地名の由来は盗賊・山賊から!?

東京を代表する繁華街・渋谷の意外な地名の由来とは!?

東京を代表する繁華街であり、最先端の流行やファッション、音楽、若者文化の街・渋谷の地名の由来は山賊・盗賊だった!?

 

人々が行き交う渋谷のスクランブル交差点

渋谷は狭い谷の町。その証拠は地下鉄銀座線に見られます。
 東京でいちばん早くつくられた地下鉄銀座線は、青山の台地を過ぎるといきなり渋谷駅の地下三階に接続します。
   銀座線は浅草と渋谷を結ぶ地下鉄なのですが、全線を通じて陸上に顔を出すのはこの一瞬だけ。それだけ渋谷は低い谷になっているのです。

 渋谷の地名の由来には二つの説があります。

  一つは、「塩谷(しおや)の里」と呼ばれていたところからきたという説。
 ​たしかに、この低地、昔は海辺であった可能性が高く、掘れば青い砂が出るともいわれていました。塩も出ていたかもしれません。
    この「塩谷」が「渋谷」になったのではないかというわけです。
   地形的に見れば、この説の信憑性はかなり高いでしょう。

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谷川 彰英

たにかわ あきひで

筑波大名誉教授

1945年長野県生まれ。ノンフィクション作家。東京教育大学(現・筑波大学)、同大学院博士課程修了。柳田国男研究で博士(教育学)の学位を取得。筑波大学教授、理事・副学長を歴任するも、退職と同時にノンフィクション作家に転身し、第二の人生を歩む。筑波大学名誉教授。日本地名研究所元所長。主な作品に、『京都 地名の由来を歩く』シリーズ(ベスト新書)(他に、江戸・東京、奈良、名古屋、信州編)、 『大阪「駅名」の謎』シリーズ(祥伝社黄金文庫)(他に、京都奈良、東京編)『戦国武将はなぜ その「地名」をつけたのか?』 (朝日新書)などがある。

 

 

 

 

 

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