腰痛に水泳が良いと言われる理由、知っていますか?
クロールや背泳ぎがおススメ、ビート板はやめよう
こんにちは。
内村です。
ポカポカ陽気の日が多くなりました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
僕は仕事でほぼ毎日水に浸かっていますが、
プライベートでもほぼ毎週海に浸かっているんです(笑)。
こんな感じに、ウェットスーツを着て海の中をジャブジャブ歩き、
磯でのルアー釣りを楽しんでます。
たまに、こんなお土産もゲットできたりします(^^)
ちなみにこれは、ヒラスズキという魚です!
波があり、風がビュービュー吹くような荒れた天気の日にしか釣れないという、
なんとも厄介な魚ですが、
僕はこの釣りが大好きなもので(笑)
泳げるようになり水と親しむと、
いろんなことができるようになりますね!
さて、今回は健康水泳の観点から「腰痛と水泳」について
解説したいと思います。
「腰痛で病院に行ったら、水泳がいいよって言われたので、
プールに来ました!」
このような中高年の方、昔からかなり多いです。
でも、実際に「何が良いのか?」そして
「何に気をつけたらいいのか?」
を、よくわからないまま泳いでいる方も多いです。
それではひとつづつ解説します。
1)「腰痛に水泳は何が良いのか?」
浮力と抵抗の2つが体に良い影響を与えています。
まず、浮力によって腰の負担が少なくなります。
陸上では常に垂直方向に重力を受けていますが、
水に完全に浮いてしまえば、ほぼゼロに近くなります。
さらに水の抵抗によって、
全身の筋肉をまんべんなく鍛えることができます。
水の抵抗は動くスピードの2乗に比例すると言われています。
つまり、筋力があまりない低体力の方はゆっくり動けば負荷が少なく、
逆に体力がある方はスピードを上げることで負荷をあげることができます。
このように水中運動は自分の体力に合わせて
かなり自由に負荷調整ができるというのもありがたいところです。
泳げなくても水中歩行でも同じ効果が期待できます。
ポイントは、やや前傾姿勢で歩くこと。
これで背筋より腹筋に力が入るようになるので、
腰痛予防効果が期待できるのです。
2)「腰痛の方は何に気を付けると良いのか?」
まず、腰を反らさないように気を付けます。
具体的にはバタフライと平泳ぎは、
体重移動がちゃんとできれば大丈夫なのですが、
ビギナースイマーさんが最初に覚える泳法としては
腰への負担が大きくなる可能があります。
なのでこれから泳ぎを覚える方は、
クロールか背泳ぎから始めるのが良いでしょう。
どうしてもバタフライや平泳ぎをやりたい方は、
息継ぎの時、顔をあげるのを水面ギリギリにしてみましょう。
こうすることで、腰の反り具合を軽減することができます。
それから、もう一つ。
意外と知られていないのがビート板キック。
初心者さんは何かとビート板を使いたがりますが、
腰痛の方は腰が反るので控えた方が良いです。
というよりか、僕の本音は、
腰痛の方は、板キックはやらないでいいよ!です。
この写真のように、体が一直線になっていれば特に問題はないのですが、
初心者さんや中高年の方のほとんどが、胴体の部分が反ってしまい、
これが腰痛の引き金になることがあります。
それでも、どうしてもビート板を使いたい方は、
板の端を持ち、顔を水面に入れて行ってください。
せっかく健康の為に泳いでいるのに、
腰が痛くなった!さらに痛くなった!
のでは本末転倒ですね。
夏に向けて泳ぎに行く機会が増えると思いますが、
どうぞみなさん快適な水泳生活を送られてください。
それでは次回もお楽しみに♪