玄冬の門をくぐったら、あらゆる絆を断ち切る
元気に老いるための7つのすすめ【1/3】
五木寛之氏の最新刊『玄冬の門』から、「元気に老いる」ために五木氏が説く7つのすすめを、今日から3回シリーズでご紹介します。
かつて『林住期』(幻冬舎)を書き、社会人としての務めを終えた人々に「これからは自分の好きなことをしましょう。この時期こそが人生の収穫期なのですから」と呼びかけた五木寛之氏が、今度は、そのさらに上のステージに達した高齢者に向けて書いたのが、このたびKKベストセラーズから出版された『玄冬の門』です。
ちなみに、本書のタイトルになっている「玄冬」は、中国で、人間の一生を4つ(青春、朱夏、白秋、玄冬)に分けたときの4番目の時期である「玄冬」を指します。
インドでは「学生(がくしょう)期」「家住期」「林住期」「遊行(ゆぎょう)期」という分け方をするので、このインンドでの分け方に従えば「遊行期」にあたる時期です。
本書で、五木氏は、元気に老いるための7つのすすめを提唱しています。それは、
1.同居自立のすすめ
2.非相続のすすめ
3.再学問のすすめ
4.妄想のすすめ
5.趣味としての養生のすすめ
6.楽しみとしての宗教のすすめ
7.単独死のすすめ
の7つです。
初回の今日は、1「同居自立のすすめ」と2「非相続のすすめ」の2つのすすめについて、本書から抜粋してご紹介します。
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