国賊安倍晋三を礼賛した百田尚樹の新党名は「日本エセ保守党」に変更してはどうか?【適菜収】
【隔週連載】だから何度も言ったのに 第48回
■維新自体が不条理の産物
日本維新の会が、お馴染みの不祥事を連発。衆院議員の池下卓は地元の高槻市議2人を公設秘書にし、秘書給与と議員報酬を二重取りさせていた。国会議員秘書給与法は公設秘書の兼職を原則禁止している。例外規定があるが、議長への届け出が義務付けられている「兼職届」も「現況届」も池下は出していなかった。
大阪市議の本田リエは交野市議選をめぐり、選挙掲示板の画像を加工してSNSに投稿し、維新候補への投票を呼びかけていた。維新候補のポスターだけを緑色の太線で囲み、それ以外の候補のポスターは緑色に塗りつぶされていたという。交野市の選挙管理委員会は、「掲示板への直接の書き込みではないため、今回の件が公選法違反とまでは言えない」とする一方、「道義的に問題がある」とした。「法に触れないならなにをやってもいい」というのが「維新スピリッツ」だけど、それでも法に触れてしまったりするのが「維新しぐさ」だよね。
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習志野市議の市瀬健治が別の市の元女性市議にひわいなメールを送っていた。市瀬は千葉日報社の取材に対し「暑くてむらむらしていたので思わず送ってしまった。魔が差した」と答えたという。暑くなると性犯罪に接近するのも維新流。殺人の理由を「太陽のせい」にした『異邦人』の主人公ムルソーではあるまいし、維新自体が不条理の産物。千葉維新の会は「政治倫理に反する行為及び党の名誉を傷つける行為に該当すると判断した」と表明したが、これまで大量の嘘やデマを社会に垂れ流し、犯罪や不祥事を繰り返してきた維新こそが、政治倫理に反しているのである。
文:適菜収
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- 目次
はじめに−−「B層」とは何か?
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第一章 内田樹と『日本辺境論』
辺境と偏狭
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
B層グルメと某評論家
B層という言葉が出てきた経緯
なぜ日本はこんなことになってしまったのか?
ルース・ベネディクトの『菊と刀』
安倍晋三の行動原理
学問のブレイクスルー
マイケル・ポランニーと暗黙知
百人一首を暗記する意味
「型」を知るということの贅沢
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第二章 自立を拒絶する人たち
白井聡の『永続敗戦論』
終戦記念日という欺瞞
冗談は櫻井よしこさん
「サヨク」と「保守」の自己欺瞞
「主権の欲求不満」の解消
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第三章 「正義」を笠に着る人たち
ウクライナ首都の名称変更は「正義」なのか?
「人間は見たいものしか見ない」
社会的リンチというB層の「正義」
人種問題における「正義」の暴走
「ルッキズム」批判は「正義」なのか?
言葉狩りは「正義」なのか?
若年層に選挙権を与えるのは「正義」なのか?
山本太郎と「正義感」について
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第四章 陰謀論に走る人たち
「無知の知」と「無恥の恥」
不道徳としか言えない果物屋
「維新に殺される」
新型コロナは「バカ発見器」でもあった
ひっくり返って駄々をこねる老人たち
Yahoo!ニュースのコメント欄
知識はあるけど教養がないバカ
デマは言論の自由にあらず
社会の変化は元には戻らない
99%の人が知らない話
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第五章 無責任な人たち
安倍の次は維新に騙されるB層
メディアの劣化が止まらない
大阪都構想のデマと事実隠蔽
総選挙で湧いてきたB層
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第六章 恥知らずな人たち
飼い犬の遠吠え
安倍晋三の本質を映し出す一枚
ツッコミ待ち政治家だらけの国
日本の崩壊に気づいていないB層
日本最大の権力者は「改革バカ」
「ジューシー」発言は外部の拒絶
悪意なく嘘を重ねる人々
カルト化した自民党広報本部
百田尚樹の「歴史改ざんファンタジー」
日本人は悪に屈したネトウヨ用語を使い騒ぎ出した元首相
✳︎
おわりに−−人間は過去を忘れ野蛮は繰り返される