東京ディズニーリゾート“変化の年”の課題と展望
【3日間集中更新!】売れっ子ディズニーブロガー・みっこさんによる、誰かに話したくなるディズニー豆知識①
◆2016年は東京ディズニーリゾートにとって「変化」の年
幅広い年代から安定した人気を誇る「東京ディズニーリゾート」。さまざまな制約のある現実社会で生活している我々にとって、「夢」や「魔法」をテーマにした非現実空間は、日常生活の緊張感をリセットさせ、リラックスさせてくれる。
東京ディズニーランドは、開園から33年間もの長い月日が経過している。そして9月に東京ディズニーシーが開園15周年を迎える今年、2016年は、実はディズニーリゾートにとって大きな変化のある節目の年でもある。例えば、パスポート料金の改定、4番目のディズニーホテル「東京ディズニーセレブレーションホテル」のオープン、そして人気アトラクション「ストームライダー」の終了、人気ツアー「プレミアムガイドツアー(※)」の終了など、いずれも顧客動向に影響を与える変化である。
アトラクションの面白さや高いクオリティーでゲストを満足させ、常に多くの来場者で賑わうパーク。現在、東京ディズニーリゾートの年間入場者数は約3,000万人。一日平均で約8万人のゲストが2つのパークを訪れていることになる。
安定した人気を獲得しているように見えるが、近年見られる他のテーマパークの躍進などを見ると、手放しで喜んでいられない部分もある。ディズニーリゾートの勢いはこれからも続くのか? 今後はどうなっていくのか? 東京ディズニーリゾートの課題と展望について考えたいと思う。
◆大人ひとり7400円……価格に見合った満足度を維持できるか
現在、東京ディズニーリゾートにとって重要な課題は「ゲストの満足度」が維持できるか、という点ではないだろうか。
4月の料金改定により、大人のワンデーパスポートは現在7400円。言うまでもなく、この金額を払ったからといってすべてのアトラクションに乗れる訳ではなく、パークに入場するだけの料金である。さらに、混雑していても空いていてもパスポートの料金は同じ。だからこそ、高い料金を支払い、なおかつ並ぶ時間が生じたとしても、ゲストが「高い満足度」を感じる事ができるかが重要なのである。
一般的な遊園地であれば、平日はガラガラの状態で乗り物などの待ち時間はほとんどなく、快適に過ごせるだろう。一方、東京ディズニーリゾートでは、平日でも人気アトラクションは1時間以上並ぶのが当たり前の状態である。特に休日の場合、高いお金を払って、3~4分、アトラクションを体験するために2、3時間並ぶ……というのは苦痛に感じる人も少なくないはずである。
さらに、安全確保の面から、大混雑時には入園制限がかかる事がある。入場制限がかかると、アトラクションだけでなく、食事を買うのにレジで並び、座席を探すのに並び、トイレに並び、お土産を買うのに並び……と、何をするのにも並ばなければならないという現実がある。疲れて休憩したくても、それさえも並ばなくてはならないこともある。
そのため、「食事や休憩が気軽にできるスポットの増設」というのは、特にゲストのニーズが高まっている部分ではないだろうか。
特に、少子高齢化社会への対応として、オリエンタルランドは近年「三世代ディズニー」というキーワードを打ち出してきている。だからこそいっそう、ゲストの体力的負担の軽減への配慮が必要になってくると思う。実際、近年できたアトラクションでは、スタンバイ列の途中にベンチがあったり、手すりの一部に腰掛けられるような工夫がされているものも増えてきている。
(※)プレミアムガイドツアー……追加料金を支払うことで、アトラクションやショーがスムーズに回れる事前予約制のサービス。2016年3月末に終了。
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