西野カナ“まさに恋”“単なる恋”
様々なLOVEを歌う新作『Just LOVE』を語る
発売される6thアルバム『Just LOVE』の聴きどころと自らの恋愛観を大公開!
本作にも収録される『トリセツ』は、「急に不機嫌になることがあります」「定期的に褒めると長持ちします」などの歌詞が話題になった。その歌詞は、友人やレコード会社スタッフの協力で、様々な年齢の男女に行ったアンケートをして作ったものだという。
「アンケートでは、男性も女性もされて嬉しいことが似ていたのが面白かったですね。ちょっとしたときにプレゼントをもらうのは、男性の方も実はうれしいという事を改めて気付かされたりしました(笑)」
4月発売のシングル『あなたの好きなところ』も、同じようなプロセスで作られた曲。相手の好きなとろを列挙する歌詞は、「くしゃっと笑う目尻」「ちょっと変なくしゃみ」「トマトが嫌いなところ」などディテールの描写が豊かだ。
「好きなところを52個考えるのは大変ですし、言われたほうもうれしいですよね。相手の好きなことを考えること自体が、お互いの関係を良くすると思うし、この曲を聞いた人が『私は彼のこういうところが好きだったんだ』と考えるきっかけになったらうれしいです」
本作のラブソングは「相手の欠点やダメなところも含めて愛する」という姿勢が見える。妄想女子とテレパス王子のラブコメディ映画『高台家の人々』主題歌の『You&Me』では、性格や嗜好の違うカップルが、それでも寄り添って生きていく姿を描いている。
「カップルも付き合いが長くなると、お互いの考えていることが分かってきますよね。それは誤解を生むこともあるけど、お互いの絆になると思うんです。そういう2人の関係を、面白いお話として書けたら、と思って作った曲ですね」
デビュー以降ずっと、自身の年齢に沿った等身大の「LOVE」を歌ってきた彼女だが、その考え方は今も変化しているのだろうか。
「今私の周りでは結婚する友達が多いです。恋愛や仕事に対する考え方が変わる時期ですし、このアルバムには、今の年齢だからこそ、思う気持ちがたくさん詰まっている作品になっていると思います」
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SM E Records 3560円(CD+DVD)、3010円(CD)
7月13日発売