デマを平気で垂れ流すビジウヨ政党の内ゲバ〈日本保守党vs参政党〉 万博推進で「公金チューチュー」狙いの〈維新〉 その真相【適菜収】
【隔週連載】だから何度も言ったのに 第52回
歴史捏造がお得意の〝転載作家〟百田尚樹の暴言が止まらない。そ
■転載作家の末路
「気づいたときは手遅れだった」というフレーズがぴったり当てはまるのが今の日本ではないか。ここまで国や社会が壊れると、修復のしようがない。ここのところ、社会のダニが、政党をつくって「公金チューチュー」を狙う動きが活発になっているが、これも国家の衰退と人心の荒廃の結果だろう。
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ユーチューバーの百田尚樹が「ふと思う… わしみたいな天才作家が、政治みたいなクソくだらんものをやっていていいのか、と。その時間、執筆に費やしていたら、後世に残る傑作をどれだけ書けることか」とツイートしていた。
ふと思う… じゃあ、その「クソくだらんもの」にたかろうとする百田は蠅か蛆虫だな。
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「天才作家」というのも意味不明。「転載作家」の間違いだろう。『日本国紀』という無断転載ばかりの百田の事故本があったが、あれも嘘とデタラメばかり。毎日新聞が調べたところ、単行本では「初版から第9刷にかけて少なくとも50カ所以上の修正を重ねるお粗末さ」とのこと。しかも、重大な歴史的事実の誤りが文庫版でも修正されていなかった。
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この連載でもかつて指摘したが、皇室の「男系」の説明もデタラメだし、内容も支離滅裂。織田信長は「一向一揆鎮圧の際も女性や子供を含む2万人を皆殺しにしている。これは日本の歴史上かつてない大虐殺である」と述べる一方で、「日本の歴史には、大虐殺もなければ宗教による悲惨な争いもない」。矛盾をツイッターで指摘されると、百田は「そういう文学的修辞が読み取れないバカがいるとは思わなかった」と返答。フランシスコ・ザビエルとルイス・フロイスを間違えていた件に関しては「どっちにしても外人や」。
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口を開けば「日本の歴史」「保守」がどうこうと言うが、歴史の知識はデタラメだし、安倍を保守と誤認している時点で、保守思想を理解しているとは思えない。こうして歴史は捏造されていく。自国の歴史を歪めることをビジネスとしている連中が保守政党をつくるって、悪い冗談にしても程がある。とっとと解党を。
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ビジウヨ、陰謀論者界隈が、内ゲバを始めたようだ。これは悪い傾向ではない。参政党は定例会見で、党外部アドバイザーの武田邦彦が事実と異なる情報の発信や百田の日本保守党の動画番組に出演して党を批判したなどとして、アドバイザー辞任と党籍抹消を勧告。一方の武田は「国民に厳粛な信託を受けた我々ですから、必ず参政党がどういう状態かはそのまま言わないといけない。事実のレベルがあまりに低い」「僕が見間違った。国民に、僕たちが間違った参政党を言ってしまったことに反省。ひどい人には近づかないということですね」などと述べていた。
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参政党の共同代表だった吉野敏明は「小麦とはメリケン粉、つまりアメリカから来た粉ですから、戦前の日本には存在しませんでした。メリケン粉を食べるようになってから、日本人のがんが増えているわけです」などと述べている人物だ。代表の神谷宗幣もスピリチュアル系。街頭演説では「香川県だったらうどんを食べるとか、大阪、広島ならお好み焼きとかね。あれ全部戦後です。戦後食糧がないときにアメリカから配給された小麦をどう使うのということで、お好み焼きとか出来たんですよ」などと根も葉もないデマを流している。武田もたいがいなので、どっちもどっちだが。
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