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レストラン列車ブームの先駆け

 

「おれんじ食堂」

 

「おれんじ食堂」(運行会社:肥薩おれんじ鉄道)  

2013年春に登場し、レストラン列車ブームの先駆けとなった列車。JR九州の各種観光列車で名を馳せた水戸岡鋭治氏がデザインしたことでも知られる。かつてはJR鹿児島本線の一部区間だった肥薩おれんじ鉄道沿線は、八代海に沿って走り、とりわけ夕日の眺望が素晴らしい。この超一流の絶景を眺めながら食事ができるので、人気が高まっている。 

列車は「ブレックファスト」(出水7時53分発)「スペシャルランチ」(新八代10時8分発で乗車時間は4時間あまり)「クルージングディナー」(川内14時52分発で乗車時間は3時間45分程)という1日3便が原則で、金曜には4便目の「おれんじバー」(新八代18時41分発で1時間25分程乗車)が追加運転される。2両編成のうち、1号車がダイニングカー、2号車はリビングカーで、食事をしないで2号車の乗車を楽しむだけのプランもある。 

多様な食事プランばかりでなく、道中の楽しみもバラエティに富み、車内での生演奏、途中駅でのお土産配付、絶景区間での減速や一時停車のほか、薩摩高城駅では15分程の停車中に途中下車して海のパノラマを楽しめるスポット「駅近ビーチ」への案内といった、多彩なメニューが用意されている。 
 

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