広瀬すず、はじめての告白。【1/5】「芸能界って美人さんばっかりなのに…!」
9月10日(土)の映画『四月は君の嘘』公開を記念して、広瀬すずの独占インタビューを配信!
誰もがうらやむシンデレラ・ストーリーを歩み続ける少女の名は、広瀬すず。
しかし順風満帆に見える彼女の『物語』も、実は人知れぬ苦難と葛藤の連続だった。
『ストリートジャック』にだけ語った、新・国民的女優の真実と本音とはーー?
広瀬すずは、孫悟空!?
その成長物語を振り返る
——今回の『四月は君の嘘』。試写会を見せていただきましたが、本当に素晴らしかったです。出演が決まったときはどう思いました?
広瀬 「自分の人生で、はじめて“音楽”っていうものに触れるんだ……」って思いました。それに、大人気の少女漫画が原作って聞いて……そわそわしました。それにヒロインの宮園かをりは、あの天真爛漫さをどうリアルに、親近感を持って、公生(主人公の有馬公生。映画では、山﨑賢人が演じる)に寄り添えるのかなっていうのは、すごく考えました。
——たしかに。やっぱり原作は読み込んだんですか?
広瀬 アニメーションをちょっと見ました。世界観は大事にしたいって思っていたんですけど、見過ぎると結構引っ張られがちなタイプなので(笑)。何話か部分的なところだけ見て、あとは台本から膨らませていきました。
——今回の『四月は君の嘘』もそうですが、『ちはやふる』をはじめ、人気漫画の実写化に縁がありますよね。それも超話題作ばかり。まさにトップ女優ですね。
広瀬 いえいえ……。でも本当に作品と監督さんと、共演者の方にすごく恵まれて。運が強いんです。ひと作品ごとに、持って帰るものが多すぎて。自分的には「こんなすごい現場を経験させてもらってるのに、何も成長してない!」って思ってるんですけど(笑)。すごく刺激的で、独特な現場が多いんです。
——それは、そう思います。広瀬さんって、デビューからずっと「刺激的な現場で揉まれて、どんどん成長していく」っていう印象なんですよね。この記事を読む読者層の男のコって、みんな『ONE PIECE』や『ドラゴンボール』みたいな冒険漫画が好きなんですけど、そういう漫画の主人公って、敵と戦うたびにどんどん強くなっていくんです。
広瀬 はい。
ーー女優・広瀬すずを見ていると、『ドラゴンボール』とかとダブるんですよね。
広瀬 え? ドラゴンボール!(笑)はじめて言われました! 読んだことないんですけど。
——ダブる部分があるんですよ。ですから、このインタビューは、ドラゴンボールの主人公・孫悟空の成長過程を読んでいくように、広瀬すずの冒険の歩みを追っていきたいな、と。
広瀬 なるほど(笑)。