楽天・藤田一也選手、正田樹投手の一言。次に向かって。
お笑い芸人・杉浦双亮の挑戦記〈26〉
愛媛マンダリンパイレーツの一員として。僕が次に目指すべきところ。
■掛けてもらえた声に勇気付けられる
実際、あの後のリアクションは自分の予想をはるかに上回るものだった。
チームメイトの正田ちゃん(正田樹/元ファイターズほか)は、ずっと褒めてくれる。
「あのピッチングは本当にすごかったですよ! ノーヒットですもん!!」
あまりに褒めてくれるので、ちょっとイジられてる気もした(笑)。でもそうやって言い続けてくれることは自信にもなるし、ありがたい。NPBの選手からもメッセージをもらった。東北楽天ゴールデンイーグルスの藤田一也選手だ。実は僕のグローブは藤田選手がプレゼントしてくれたものだ。縁があって知り合い、僕の動向を気に掛けてくれていて、先発登板のあとには「ナイスピッチングでした、すごいです!」と連絡までくれた。ありがたい限りだ。
ほかにもファンの方から声を掛けてもらえたのは本当にうれしかった。初登板したときも書いたように、最初のころ、なにより気になったのが愛媛マンダリンパイレーツのファンの方たちの思いだった。勝利を願って真剣に応援しているチームに、僕のような40歳の実力未知数の選手が来る。どう思われているだろうと不安だった。その不安は、初登板の際、名前がアナウンスされた瞬間に、大きな拍手をもらったことで吹き飛んだのだけれど、それでもなかなかチームの勝利に貢献できていないことが気がかりだった。
5回まで投げることはできなかったけれど、無失点と試合をつくり勝利に貢献できたことで、その荷が少し降りた。そして、「こないだはナイスピッチング!次は5回を投げきれるといいですね!」とか、「希望を与えてくれるピッチングでした!中年の星なのでこれからも頑張って下さい!」と言ってもらえたことで、勇気をもらえた。
KEYWORDS:
「生イースラー」を目撃せよ!サブロク そうすけさん書籍刊行記念トーク&サイン会開催
昨年、愛媛マンダリンパイレーツで「芸人」と「プロ野球選手」の二刀流に挑戦した360°モンキーズそうすけさん。
その挑戦を綴った一冊『最速123キロ、僕は40歳でプロ野球選手に挑戦した』の発売を記念して、トーク&サイン会を開催!
秘話満載のトークのあと、あの「生イースラー」が見られるかも!!?
詳細はこちらをクリック!