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水道橋博士「DDT」「マッスル坂井」プロレス界の新たな潮流と才能

Q20.最近のプロレス人気復活をどう見ますか?

■ずっと猪木イズムでしかプロレスを観れていなかった

 

 やっぱり、オレは、ずっとプロレス=アントニオ猪木という考えがあって、最近のプロレスからは、なんとなく遠ざかっていたところもありました。猪木イズムでしかプロレスを観れていなかった。

 こないだ14年ぶりに生観戦しましたよ(8月6日の大阪府立体育館での『G1 CLIMAX 26』)。それで、縁があって、もうすぐ、あの棚橋選手が『メルマ旬報』の連載やりますけどね。今日、週刊プロレスも10年ぶりくらいに買いましたね、ケニー・オメガが表紙だったから。

 また最近の流れで言うと、DDT(エンタメ色を全面に出すプロレス団体)は面白いと思いますよ。3年前の8.18(「両国ピーターパン2013~プロレスの傾向と対策~」)とか行きましたし、今回の8.28にも行きますよ。

 才能っていうことで言えば、今、スーパーササダンゴマシンとしてマスクマンとして復帰して、かつプレゼン芸で松竹芸人にまでなってしまったマッスル坂井はまだ世間には知られざる天才脚本家だと思ってますね。

 マッスル坂井くんにも『メルマ旬報』に書いてもらっていますけど……。どこまで行くんだろう? という期待もあります。そういうマッスル坂井をも含む、DDTの高木三四郎社長が作っている世界観とかは、猪木、馬場とか関係ないですからね。

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水道橋博士

すいどうばしはかせ

1962年岡山県生れ。ビートたけしに憧れ上京するも、進学した明治大学を4日で中退。弟子入り後、浅草フランス座での地獄の住み込み生活を経て、87年に玉袋筋太郎と漫才コンビ・浅草キッドを結成。90年のテレビ朝日『ザ・テレビ演芸』で10週連続勝ち抜き、92年テレビ東京『浅草橋ヤング洋品店』で人気を博す。幅広い見識と行動力は芸能界にとどまらず、守備範囲はスポーツ界・政界・財界にまで及ぶ。芸能人の中でいち早く始めたブログ、ツイッターなどでの情報発信も盛んに行っている。



公式ブログ「博士の悪童日記」:http://blog.livedoor.jp/s_hakase/



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