桐谷美玲、河北麻友子……スレンダー芸能人たちが食べても太らない理由
摂食障害になった女性たちとの30年余りの交流の軌跡が話題に!
「瘦せることがすべて」。そんな生き方をする女性たちがいます。
いわゆる摂食障害により、医学的に見て瘦せすぎている女性のことですが、そんな彼女たちを「瘦せ姫」と呼ばせてもらっています。
彼女たちはある意味、病人であって病人ではないのかもしれません。
というのも、人によってはその状態に満足していたりしますし、あるいは、かつてそうだったことに郷愁を抱く女性や、むしろこれからそうなりたいと願う女性もいるからです。
そんな彼女たちに憧れのスレンダー芸能人のツートップは、桐谷美玲と河北麻友子。
「なぜ彼女たちは食べても食べても太らないのか?」
『瘦せ姫 生きづらさの果てに』の著者・エフ=宝泉薫氏が「スレンダー芸能人がスレンダーで居続ける理由」を語ります。
スレンダー芸能人はなぜ太らないのか?
人間にとって、個性を認め合うことほど難しいものはなさそうです。自分がよしとする基準からのちょっとした「ズレ」すら許せないことがままあり、そこに異を唱えたくなることが珍しくないのですから。
たとえば、スレンダー芸能人の存在です。摂食障害を思わせる瘦せ方でなくても、細い芸能人はいて、憧れの対象になったりします。が、その一方で、ダメ出しをされることも少なくありません。
その理由は「不健康だ」とか「見るに耐えない」とか、主観的な好みによるところが大なのですが、なかには「こういう人がいるから、摂食障害が増える」という、社会派的な見地からの物言いも。実際、細い芸能人、あるいはモデルに憧れてダイエットをし、行きすぎてしまう人はいます。ただ、それは芸能人やモデルのせいではないでしょう。
そんなスレンダー芸能人のなかでも、ここ数年、ツートップのようなかたちで高い人気を集め、同時にダメ出しもされやすくなっているのが、桐谷美玲と河北麻友子です。まずは、ふたりの体型について具体的に見てみることにします。
桐谷には2009年に出た『美玲さんの生活。』(註1)にわりと詳細なデータが存在し、それはこういうものです。
身長164センチ。B78W54H80。首周り26・5、肩幅35、二の腕17・4、太もも36、ふくらはぎ28、足首19。
なお、体重は39キロだといわれています。