オリンピアン参戦!Dリーグ開幕戦で5000人熱狂 シゲキックスも「100点満点」ダンスで会場沸かせた
5シーズン目が開幕、オリンピアンも参戦した
サッカーのJリーグ、バスケットボールのBリーグと同じように、ダンス界にも国内最高峰のプロダンスリーグ「Dリーグ」があるのをご存知だろうか。今シーズンはシゲキックス(Shigekix)、HIRO10、AMIという3人のオリンピアンも参戦する注目のリーグだ。
10月13日に有明の東京ガーデンシアターで行われた、2024-25シーズンの開幕戦(Round1)は満員御礼。Dリーグ仕様では約5千人キャパという観客席が埋まった。
今シーズンのポイントはルール変更。テクニック、コレオグラフィー、ステージング、エースパフォーマンス、シンクロパフォーマンス、オーディエンスジャッジ(観客や配信視聴者もアプリを通じてジャッジできる仕組み)といった項目で細かくジャッジが行われる。チーム戦だが、エースパフォーマンスでは個人にスポットが当たり、「1対1の要素もあり、素晴らしい採点基準だと思います」とダンサーからも好評の声が上がっていた。
この日、会場を沸かせたのはシゲキックス。エースパフォーマーとして、ダイナミックなブレイクダンスを披露し、所属するKOSÉ 8ROCKSを開幕戦勝利に導き、MDP(Most Valuable Dancer)に選ばれた。
シゲキックスは試合を振り返って「とにかく楽しかったです。
エースパートでは、自分の持ち味であるミュージカリティ、フリーズを見せることができました。僕自身、思い通りに踊れて、作品もいい形で届けることができた。出来としては100点満点です!」とコメント。Dリーグの神田勘太朗COOは開幕戦の盛り上がりについて「ダンスブーム、オリンピック、今シーズンのオリンピアンの参加…相乗効果だと思います」と分析。Dリーグの観客層は、平均年齢が23~24歳と若く、女性が65%程度とのこと。「バブル期にディスコに通っていた方、『ダンス甲子園』を観ていたような方が今またダンスに興味を持つようになっているんですよ」と話し、今後はさらに上の親世代にもアプローチしていきたいという。
当日の様子は配信アーカイブでも視聴できる。第2戦(Round2)は11月6日(水)に行われる。
取材・文:BEST T!MES編集部