あのちゃん「ロリータおばあちゃんになりたかった」新写真集で秘めた願望叶えた
9月、都内で「あのちゃん」こと歌手・あのさんの2nd写真集『あの写真集 あの在処』(小学館)発売記念プレス取材会が行われた。
自身5年ぶりとなる写真集は、プライベートでも交流のある写真家・川島小鳥氏が撮影を担当。佐渡島を舞台に、素顔のあのさんを映し出す。衣装は全19着。あのさんらしいものから意外性あるものまで、大ボリュームの一冊となっている。
写真集を手にして「デジタルが主流の時代ですけど、紙の本は重みがありますね。自分の写真集が出来上がったのが嬉しいです」と実感を口にした。
初めて行ったというロケ地の佐渡島で「羽根を広げられました」というあのちゃん。「普段、東京が主な活動場所で、仕事をしていて頭もこんがらがっちゃうような日々でした。せっかく写真集を撮るなら自然があるところで、と川島小鳥さんがすすめてくれた」と佐渡島が選ばれた背景を明かした。一番の思い出は「動物がいっぱいいるところも行ったんですけど、ヤギがいて、ずっと葉っぱを食べているヤギと僕の服を食べているヤギがいて、それが可愛くて」と振り返った。
写真集の中で、お気に入りは「ロリータ服を着ながらたらい船に乗っている」カットだという。
「インタビューで、将来はロリータ服を着ているようなおばあちゃんになりたい、って昔から言っていたんです。その自分が好きなロリータ服とたらい船という馴染みのないものが重なるイリュージョン感が好きなんです」
他にも「肩が出ているワンピース」衣装などが本人も気に入っているという。
写真集のタイトル「あの在処」に込められた思いは。
「自分をいろんな表現方法で見せてきた5年間でした。今回はその中でも、等身大の自分、自分の在処、自分があるべき姿が撮れていると思ったので、そうつけました」
今後に関しては「今回の写真集でも最後に弾き語りをしているシーンを撮ってもらったんですけど、音楽でもっと自己表現をしていきたいなと思いました」と語った。
イベント当日が誕生日だったあのさんは、サプライズでケーキを贈られ、「僕が祝われるの苦手って知っているのに祝ってくれて、おめでとうって気持ちが伝わってきて嬉しいです」と照れ笑いを浮かべた。
そして、誕生日プレゼントの希望を聞かれ、「週刊誌について来られないような家。家買いたいです」と、衝撃の告白。人気者ゆえの悩みを垣間見せた。
最後に「個人的にも自分の居場所が”あの”にあると思っているので。今回こうやって写真集に自分を切り取って残していただけて、すごくうれしいです」と、写真集発売について感慨深げに語った。
取材・撮影:BEST T!MES編集部