水道橋博士「雪山を人間サイコロで転がされ…」壮絶体当たり芸の過去
Q28.たけし軍団での過酷な日々から得たことは?
■「体を張る」のは芸人水道橋博士の原点だ!
(たけし軍団は)なんと言ってもオレの原点ですからね。上下関係を徹底的にしこまれて、基本「体を張る」ということから始まったわけです。今は「博士はリアクション芸とかバカにしているよね」みたいなことを言われますけど、そんなこと本当に絶対ありえないですね。
もともと出川くんやダチョウ倶楽部なんかは、オレら軍団からしたら「親戚」みたいなものだから。彼らとはずーっと若い頃から一緒に『お笑いウルトラクイズ』なんかをやってきた戦友ですよ。彼らが戦場の英雄になっているだけで。
もともと自分が本当に喋れる芸人になれるとは思っていなくて、こんな対人恐怖症的な性格をしているヤツが、淺草のフランス座に入ったところで、本当に舞台の上で喋れるような人になるのかという不安の中で過ごしていました。
もちろんたけしさんに憧れて漫才を…というのもあるんだけど、いざ芸人として、オレがやりたかったのは、「田んぼ野球」とか「泥んこシンクロナイズドスイミング」とかだったんです。だから身を投じる気持ちで毎回、やってましたよ。
本当はオレ、10代の頃、スキーが得意だったんだけど、たけし軍団に入門してから20年間雪山にスキーウェアとか持って行ったこととかないですもん。「明日、雪山ロケ行くぞ!」って言われたら、荷物は、海パンひとつだけなんです。それで裸になって雪山を泳いだり、人間サイコロに入れられて転がされたり(笑)。
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