「雑」な「誌」に魅せられて【新保信長】新連載「体験的雑誌クロニクル」1冊目
新保信長「体験的雑誌クロニクル」1冊目
『Nan?Da』(1987年/コナミ出版)
『よむ』(1991年/岩波書店)
『デニム』(1992年/小学館)
『ワトソンJAPAN』(1992年/笠倉出版社)
『ボーダー』(1993年/徳間書店)
『PC-PAGE GURU』(1994年/翔泳社)
『ヘヴンズ・ドア』(1994年/ミリオン出版)
『頓智』(1995年/筑摩書房)
『インタ』(1995年/ソニー・マガジンズ)
『ラブ・レター』(1996年/日本ジャーナル出版)
『クラブ・アフター』(1998年/高須企画)
『あかぐみ』(2000年/ミリオン出版)
『週刊ディアス』(2001年/光文社)
『前夜』(2004年/影書房)
『言語道断』(2006年/メディアックス)
『月刊アイジェイ』(2006年/英知出版)
『月刊キング』(2006年/講談社)
『WAO! Magazine』(2007年/インフォレスト)
『ゴーギャン』(2007年/東京ニュース通信社)
『DUAL』(2008年/PHP研究所)
半分以上知ってたら、なかなかの雑誌マニアと言っていいだろう。ここで個別の雑誌の内容説明はしないが、この何でもアリな感じこそが、まさに「雑」な「誌」。大手出版社でもうっかり変な雑誌を出して、いつのまにか休刊してしまっているのが味わい深い。創刊号だけでなく、『Nan?Da』『よむ』『デニム』あたりは好きで結構続けて買った。『ワトソンJAPAN』『頓智』はたぶん休刊号までコンプリートしているはずだ。
そんなマイ雑誌コレクションをひもときながら、昭和~平成のさまざまな雑誌について、個人的体験と時代の変遷を絡めて綴る。基本はエッセイのつもりだが、具体的な記事内容にも触れ、資料的にもそれなりに価値のあるものにしたい。テーマによっては、内容的に『雑誌狂時代!』と重なる部分も出てくると思うが、その点はご容赦を。
これからしばらくの間、よろしくお付き合いのほど、お願いいたします。
文:新保信長
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