2024年大ブレイクした双子レスラー・斉藤ブラザーズ!力士引退→30代でプロレス転身した“諦めない”生き様
■「TAXIめしリターンズ」でブレイク!これからの野望は
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——斉藤ブラザーズのお二人といえば「TAXIめしリターンズ(※11)」ですけど、お話がきたときはどんなお気持ちでしたか?
ジュン 話が来たときは、まだVOODOO-MURDERSだったんですよ。ヒールの自分たちがタクシーの運転手さんにごはん屋さんを紹介してもらって、連れて行ってもらうなんて企画、成り立つのかなって不安はありましたよ。
レイ とにかくやってみようと。やってみてどうなるかみたいな感じでした。
ジュン でも食べるのは好きなんで、2人で「(食べる)仕事が来たらいいな」って話していたんです。だからお話をいただいたときは「本当に来た」とびっくりしましたね。
レイ 自分は本当に嬉しかったです。でも「TAXIめし」はどうなるかわからなかったんです。スタッフさんも好きにやってくださいって言うし、台本もないので手探りでやっていたら、なんとか形になったって感じです。
——ジュン選手はスイーツ、レイ選手はビールがお好きですけど、好物になったきっかけはあるんでしょうか。
ジュン 昔からお菓子とかケーキは好きだったんですけど、いまくらい好きになったのはお相撲さん辞めた後ですね。さっきダイエットした話をしたじゃないですか。それくらいの頃に急に餡子が美味しく感じるようになって。それからずっと和菓子が大好きなんです。
レイ ダイエットで体質が変わったのかもな。
ジュン かもな。味覚が変化したのかもしれん。
レイ 自分がビールを好きになったきっかけはとくにないですね。飲み始めたときは、そんなに美味しく感じなかったんですけど、23歳くらいの頃からすごく美味しく飲んでたような気がします。それからはクラフトビールとかを探したりしてましたね。
※11:TAXIめしリターンズ:ミヤギテレビの「OH!バンデス」で放送中の人気コーナー。斉藤ブラザーズが、地元宮城のタクシー運転手に美味しい飲食店を紹介してもらっている
——これからプロレスも含めて成し遂げたいことを教えてください。
ジュン 去年取れなかった「プロレス大賞」の最優秀タッグ賞を獲得したので、来年、再来年とずっと最優秀タッグを取り続けたいですね。後は、今年自分たちがタッグとして初めてプロレス大賞MVPにエントリーされたので、MVPを取れるように頑張りたいです。
レイ 世界タッグのベルトを防衛し続けるのは当然ですけど、他団体のタッグベルトも欲しいですね。いずれはNOAHさん、新日本さんのタッグチャンピオンになって、タッグのグランドスラムを達成できたらと思います。
■年齢は関係ない。諦めずに毎日続けること
——最後に、氷河期の方へメッセージをお願いします。
ジュン・レイ 自分たちは30を超えてからプロレスラーになろうと思って、ずっと練習してきました。最初は腕立て伏せも全然回数がこなせなかった。でも、そこで諦めないで「プロレスラーになれる」と自信を持って毎日続けていたから、今レスラーとして世界タッグのチャンピオンにもなれたんです。
すぐに実現はできないけど、年齢に関係なく毎日少しずつ続けていくことで、その先に繋がると思います。
——ありがとうございます。
取材・文:篁五郎