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開府890年「千葉」の由来を探る(前編) 千葉の由来となった3つの伝説とは?

千葉を辿ると日本の歴史が見えてくる『千葉 地名の由来を歩く』千葉の由来編①

草木の葉の繁茂する様による

『古事記』の中で、応神天皇が、宇治の山に登って、

 千葉の 葛野を見れば 百千足(ももちだ)る 家や庭にはも見ゆ 国のほも見ゆ(千葉の葛野を見れば、たくさんの村里も見えるし、秀でた国も見えることよ)

 

と詠ったという歌が残されている。ここに出てくる「千葉の」は「多くの葉の茂る葛(つる草)」という意味で、実は「葛野」にかかる枕詞となっています。

千葉 地名の由来を歩く』より 

明日は後編、いよいよ千葉の地名の本当の由来を探ります。

 

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谷川 彰英

たにかわ あきひで

筑波大名誉教授

1945年長野県生まれ。ノンフィクション作家。東京教育大学(現・筑波大学)、同大学院博士課程修了。柳田国男研究で博士(教育学)の学位を取得。筑波大学教授、理事・副学長を歴任するも、退職と同時にノンフィクション作家に転身し、第二の人生を歩む。筑波大学名誉教授。日本地名研究所元所長。主な作品に、『京都 地名の由来を歩く』シリーズ(ベスト新書)(他に、江戸・東京、奈良、名古屋、信州編)、 『大阪「駅名」の謎』シリーズ(祥伝社黄金文庫)(他に、京都奈良、東京編)『戦国武将はなぜ その「地名」をつけたのか?』 (朝日新書)などがある。

 

 

 

 

 

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