志田音々さんの3rd写真集『音色－vivace－』台湾旅行編、『音色－cantabile－』長崎・五島列島編の2冊が、2025年2月14日に同時発売される。大人の女性へと成長していく26歳の今。写真集にはどんな姿がおさめられているのだろうか。撮影の裏話を志田さんにうかがった。

■台湾グルメに舌鼓

——まず、台湾での撮影はいかがでしたか？

志田　台湾は、プライベートでもお仕事でも初めて行きました。普段の撮影はロケバスで移動するんですけど、台湾では新幹線で台北から台南まで行って、本当に旅行している気分で撮影しました。

九份（きゅうふん）にも行きましたし、台湾のスイーツも食べましたよ。豆花、マンゴーかき氷、タピオカ……。シューマイも小籠包も食べて、グルメを楽しみながらの撮影でした。自家製ラー油がどのお店にもあったんですが、すごく美味しかったです。私、激辛が大好きなので！

撮影では、現地に合わせた衣装も着て、ヘアスタイルやメイクも、海外なので思い切ってみました。ファンの方も見たことがない私を楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。

——もう一方は、国内の五島列島ですね。

志田　五島列島も初めてでした。昔ならではの旅館や民家があったりとか、海もすごく綺麗で。写真は、大人になったお姉さんが島に帰ってきたというコンセプトで撮りました。実際は島生まれではないんですが、なんだか故郷に帰ってきたような、ほっとする場所でした。

またご飯の話なんですけど（笑）、鬼鯖鮨（おにさばずし）っていうのがすっごい美味しくって。想像を超えるうまみでした。賞味期限が1日で、東京には取り寄せられないんですよ……。

■「26歳、大人な私も見せたい」

——YouTube「ねねまるちゃんねる」では、写真集の読者に「変化を楽しんでほしい」と語っていました。26歳の今は、どんな変化がありましたか？

志田　わかりやすいところだと、大人っぽさは変化の一つかな。重ねてきた経験やお仕事で、こんな表情ができるようになったんだな〜と、読者の方が汲み取ってくださるのが嬉しいです。

本当は年齢に抗いたいほうで、同世代の女の子たちよりも精神年齢が低いんですよ（笑）。普段は何も考えずに生きてるので……。ずっとこのままでいたいという気持ちはありつつ、グラビアではやっぱり、大人な私も見せたいですね。

1st、2ndを見てくださってる方も、3rdが初めての方も、どこからスタートしてもずっと一緒に歩んでいけたらなと思っています。

——もし台湾や五島列島に誰かと一緒に旅行するなら、どんな人と旅行したいですか？

志田　一緒にいて楽しいのは、その場その場を楽しめる人。景色を見て「わぁ〜！」って喜んだり、ご飯を食べて「美味しい！」って言ったり。同じ景色を見ていても、見てるポイントはそれぞれ違うじゃないですか。リアクションしてくれると、「あっ、そっちもいい景色だね」って、気づきをもらえるのがいいなと思います。

自分と似ている人か正反対の人だったら、正反対の人が好きです！　私、昔は感情を表現するのが苦手だったんですよ。好きな人たちの良いところを吸収して、今は表現できるようになりました。グラビアも、最初は表情が固かったんです。そこから成長していくところも楽しんでいただけると嬉しいですね。

——3rd写真集の読者に、メッセージをお願いします。

志田　3rd写真集という重みを実感して、一生懸命撮影に取り組みました。きれいな景色と一緒に、楽しんでいただければと思います。

取材・文：梁木みのり（BEST T!MES）

14日の写真集発売に続いて、2月24日には自身初となる朗読劇『放課後に星はみえるか』への出演も控えている志田さん。インタビュー後編では、稽古直前の意気込みをうかがった。