「人にはみな、与えられた天職がある…」山本五十六が考えた組織人の要諦
【連載】「あの名言の裏側」 第5回 山本五十六編(3/4)人の値打ちは「職分を誠実に処理するか」で決まる
このように、山本氏の人材育成に関する発言の端々から、後進に向けられる厳しくも温かいまなざしを感じ取ることができます。
山本氏は、部下に「座右の銘を授けてほしい」と請われた際、こんな言葉を贈ったのだそうです。
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自ヲ処スル厳 他ヲ処スル寛(みずからをしょするきびしく たをしょするひろし)
(反町栄一『人間・山本五十六』より)
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自分に厳しく、他人にやさしく──改めて、山本氏の懐の深さ、度量の大きさを思わずにはいられない箴言ではないでしょうか。
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