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【大相撲】「やり切りました」35歳・高安、悲願の初優勝ならず。優勝決定戦で大の里に黒星

▲高安

 

 元大関の東前頭4枚目・高安(田子ノ浦)が23日、またしても悲願の初優勝を逃した。

 高安は小結・阿炎(錣山)に勝ち、3敗で並走していた大関・大の里(二所ノ関)も大関・琴桜(佐渡ケ嶽)に勝ったため、両者による優勝決定戦となった。

 決定戦では大の里が勝ち、高安の優勝はならなかった。

 高安は8日目に横綱・豊昇龍 (立浪)、9日目には琴桜、10日目には大の里の両大関を撃破するなど快進撃。

 13日目には単独トップに立ったが、14日目に西前頭14枚目・美ノ海(木瀬)に敗れ、大の里に並ばれていた。

 高安は茨城・土浦市出身の35歳。 中学時代は野球を行っていたが、中学卒業と同時に鳴戸部屋に入門し05年春場所に初土俵を踏んだ。

 11年名古屋場所で新入幕。

 17年夏場所後、大関に昇進も、度重なる故障などがあり、19年九州場所で陥落した。

 22年春場所では12勝3敗で若隆景との優勝決定戦に臨んだが敗れ、同年九州場所も貴景勝、阿炎との優勝決定ともえ戦にもつれ込みながら、阿炎に優勝をさらわれるなど、再三、あと一歩のところで、栄冠を逃してきた。

 今場所は技能賞を獲得。NHKのインタビューではV逸について「やり切りました。悔いはないです。ないと言えばウソですけど、でもやり切りました!」と、無念さをにじませていた。

文:BEST T!MES編集部

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