ブッダも実践した【ヴィパーサナ瞑想】でメンタルを鍛えてコロナ疲れを吹き飛ばそう!
ヨガトラベラー・土屋愛が世界から発信するウェルネスやスピリチュアル、そして人生のこと⑪
■瞑想を邪魔する5つの思考がメンタルを弱くする要因
さて、瞑想に挑戦したことがある方の中には、私と同じように目を開けてみたら10分しか経ってなかったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。瞑想の邪魔をする思考が5つあると言われています。
・性的な思考
・怒りの思考
・怠惰な思考
・疑う思考
・そわそわした思考
私は、瞑想の邪魔をするだけではなく、この5つの思考こそがメンタルを弱くする要因だとも考えます。
2日目以降、瞑想しているときには、この5つの思考を注意深く洞察してみました。これらの思考は、頭の中に入ってくると、追いかけたくなります。例えば、昔の恋人と喧嘩した時の怒りの思考が入ってくると、喧嘩になった理由やその後どうなったのかを思い出し追いかけたくなるのです。追いかけてしまうと、今度はそこに感情が加わります。そして、その時感じたイライラを再び呼び起こし、結果的に “怒りの思考” に支配されてしまうのです。
人間は1日に6万回思考すると言われていますが、その約80%はネガティブな思考だそう。ですので、思考を追いかける時と、手放すべき時を自分でコントロールすることがメンタルを高く保つためにとても大切になってくると思うのです。
瞑想をする時は、頭に入ってくる思考に気付き、たとえそれがどんなに大切な思考だとしても手放すという練習を繰り返します。そうすることで、思考によって自身がコントロールされるのではなく、自分の意志で思考を操ることができる精神を身に着けていくのです。瞑想が精神の鍛錬法と言われる理由が分かった気がしました。
■ジっと座っていられない方にオススメ【歩く瞑想法】
さて、冒頭でも言いましたが、わたしはジッと座って行う瞑想があまり得意ではありません。前回アップしたアーユルヴェーダ の記事を思い出してもらいたいのですが、ご自身が持つドーシャが「ヴァータ」の場合、静止することはとても難しく感じると思います。
「ヴァータ」の性質が強い私が【アーナーパーナ】スタイルに参加して本当に良かったことは、1日3回、歩く瞑想か、立つ瞑想をする時間が設けられていたことです。歩く瞑想はゆっくりと歩きながら瞑想を行うのですが、私にとっては凄く良い瞑想の時間になりました。体がわずかにでも動いていることで、「風」の要素を感じることができ、より心地よく瞑想に入ることができたのです。座禅では全く集中できなかったという方は、ぜひ歩く瞑想を行ってみてください。
4秒かけて一歩踏み出す【歩く瞑想法】
① 真っ直ぐ立ったら前に出したい足を床から離して1秒
② その足を真っ直ぐ前方に伸ばして1秒
③ カカトをついて1秒
④ 足先をついて1秒
この“4秒一歩”を繰り返します。一歩一歩の幅は狭く、亀が歩くようにゆっくりと歩きます。瞑想中は、座禅のときと同じように思考を洞察し、手放す練習をします。
■日常生活で活かせる瞑想の効果
ヴィパーサナ瞑想は、3日目以降からはとても楽に過ごせました。思考を追いかける回数も減り、呼吸や体の中にある感覚がどんどん研ぎ澄まされていく感覚は心地よかったです。ヴィパーサナ瞑想合宿所を後にしながら、日常生活でこの学びを活かす練習を始めようと心に決めました。
隔離された静かな場所で思考をコントロールするのと、実際の日常生活で人と関わり合いながら思考をコントロールするのは全く違った難しさがあります。相手が発する言葉や行動は私たちにはコントロールできませんが、それらをどう受け取り、どう反応すればよいのかはコントロールできます。私は、ヴィパーサナ瞑想を経験してから、感情を引きずらなくなりました。思い通りにいかないことがあって心が乱れても、その気持ちを追いかけることがなくなったのです。
メンタルが強い人というのは、強いのではなく、思考や感情を手放す方法を無意識に知っている人のことを呼ぶのではないでしょうか。逆にいろんな思考が重なり合って、感情がかき乱されて思考をコントロールできない人をメンタルが弱いというのかもしれません。
瞑想は、朝の起床後すぐが最適な時間です。初めは5分間だけでも良いので、ぜひ毎朝の習慣にしてみてください!
それでは、また近いうちお会いしましょう!
「ナマステ!」
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