大阪・関西万博ついに開幕。「新しい学校のリーダーズ」の登場は華を添えたが、不安しかない184日間

大阪・関西万博の開会式は12日、大阪湾の人工島「夢洲(ゆめしま)」(大阪市此花区)の万博会場にある円形劇場「EXPOホール シャインハット」で開かれた。
開会式には天皇、皇后両陛下や石破茂首相、参加国・地域の代表者ら約1500人が出席。
万博は日本と海外158カ国・地域が参加して、13日に開幕し、10月13日まで行われる。 開会式では生命のつながりをテーマにした映像表現や演技が披露され、佐渡裕氏の指揮でオーケストラがファンファーレを演奏。 人気デュオ「コブクロ」が自ら作詞・作曲した万博テーマソング「この地球(ほし)の続きを」を歌う中、参加国の旗手が次々と壇上に姿を見せた。 旗手が勢ぞろいした壇上で、万博協会の十倉雅和会長(経団連会長)や開催地・大阪府の吉村洋文知事があいさつ。
吉村知事は13日の開幕に向けた感謝の気持ちとして、工事に携わった関係者やボランティア、参加国、大阪府民・市民、日本国民らに「ありがとう」を7回繰り返していた。
ラストは女性4人組グループ「新しい学校のリーダーズ」が映像表現から、会場の壇上に登場。 大勢のダンサーと一緒に音楽と踊りを披露し、1時間あまりの式を締めくくっていた。
大阪・関西万博を巡っては、そもそも立地からメタンガスの噴出や自然災害の恐れなどが指摘されている。また海外パビリオンも、インド、チリなど5カ国のパビリオンが開幕に間に合わなかった。不安しかない184日間が幕を開ける。
文:BEST T!MES編集部