【直撃取材】さとうさおり党首独占インタビュー「なぜ彼女は一人〝減税党〟をブチ上げたのか?」女性特有の揺らぎを持ったまま働ける社会に! |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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【直撃取材】さとうさおり党首独占インタビュー「なぜ彼女は一人〝減税党〟をブチ上げたのか?」女性特有の揺らぎを持ったまま働ける社会に!

■「補助金ランキング」をYouTubeで公開

 

––当面はどういった政治活動をしようと考えていますでしょうか。

さとう 先日公開した『補助金ランキング』の新バージョンを公開しようと思っています。税金がどこに、いくら使われているのか。それを知らない人が結構多いんです。可視化することで、興味を持つ人が増えたらいいなと思っています。

 

 

 もちろん公開して終わりではなく、何に使われているのかを追えるところまで追うつもりです。

 国の特別会計までいけたらいいんですけど、先に一般会計からです。

 後は、委託費や補助金が流された会社一つひとつの謄本まであげる計画をしています。会社の謄本を取得するのに一社何百円、全部集めたら何百万円もかかりますけど、そこは減税党の資金でやる予定です。

––東京都の「補助金ランキング」もやるつもりでしょうか。

さとう 今、減税党のメンバーで東京都に対して開示請求をかけています。東京都の予算って年間で18兆円ほどありますよね。これって、スウェーデンとかノルウェーの国家予算と同じくらいなんです。それなのに党のメンバーで調べてみると、内訳がほとんど出てこない。

 これってすごい大問題だと思うんですけど、誰も取り上げない。でも、私たち国民の側も気にかけて来なかったから起きたんだと思いますね。

––そうですね。ムダの削減って言葉には惹かれるけど中身には触れてこなかった。

さとう はい。かつて民主党政権で『事業仕分け』というのをやっていましたよね。あれは考え方自体は悪くないけど、パフォーマンスに走り過ぎたのがまずかったかなと思います。

 後、問題意識があるのが特別会計です。特別会計は国が国債を発行したり、財政投融資をしたりして、高級官僚の天下り先や普通だったら潰れているような会社に流れていたりするんです。使い道が不透明です。

 そんな状況で「返すのは国民だ」「カネは国民から取ればいい」と国は考えている。それっておかしいでしょう。

––確かにおかしいですね。

さとう 少しでも歳出の透明化をしたい。そのために、今は調べているところです。

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篁五郎

たかむら ごろう

1973年神奈川県出身。小売業、販売業、サービス業と非正規で仕事を転々した後、フリーライターへ転身。西部邁の表現者塾ににて保守思想を学び、個人で勉強を続けている。現在、都内の医療法人と医療サイトをメインに芸能、スポーツ、プロレス、グルメ、マーケティングと雑多なジャンルで記事を執筆しつつ、鎌倉文学館館長・富岡幸一郎氏から文学者について話を聞く連載も手がけている。

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