トランプはなぜ勝利したのか?①
日米のマスメディアが報じない、アメリカの現状とは?そして日本は……。
あらためて、トランプ台頭を振り返る!!
倉山満によるアメリカ大統領『トランはなぜ台頭したのか』 泡沫候補だったトランプが大統領にまでなりあがったアメリカの現状!そして日本は…シリーズ①
トランプだけが日本を国名として扱った事実
私は今回のアメリカ大統領選挙の候補者があらかた出揃ったときから、日本にとっては、トランプか、その他の候補の違いしかないと言ってきました。
なぜかというと、トランプだけが日本を国名として認識させたからです。
アメリカに限らず、世界中のどこでも、国際政治学の教科書に日本という国名は載っていません。
あくまで日本は地名でしかありません。
この意味が、おわかりでしょうか。
普通の国にとって日本など、「相手にする価値のない国。
必要があればアメリカと話をつければ終了の国」なのです。
だから、日本は地名にすぎないのです。
けれど、トランプはアメリカの国益という立場から、日本の自衛努力を促す発言を繰り返している、つまり、日本を国名として扱っているという点が大きく異なるのです。
民主党の最有力候補のヒラリー・クリントンになったら、それこそ、旦那のビル・クリントンの九〇年代の再来です。
ウォール街にはユダヤ人が入り込んでいるように、チャイニーズも相当入り込んでいるので、チャイナロビーとズブズブの彼女では、日本は軽くパッシングで親中政策をやりたい放題でしょう。サンダースでも結局は民主党の枠内で、日本にとっては同じです。
よく「アメリカがクシャミをすれば、日本は肺炎になる」と言われます。
これには結構色々小ネタもあって、「アメリカがクシャミをすれば、日本は風邪を引く」「アメリカが風邪を引けば、日本は肺炎になる」「アメリカが肺炎になれば、日本は死ぬ」と続きます。
結局、日本は安全保障を日米同盟に依存していて、アメリカに乗っかっているだけだからという話です。
その中で、要は、トランプ以外の人では日本は無視されて終わりです。
トランプになったときは、日本の自主防衛のチャンスがあるかもしれません。