コロナ禍でベテラン競馬評論家がメディアから消えた?競馬放送にも異常アリ!
関係者の新型コロナウイルス感染が発覚もするも、かろうじて無観客競馬の開催継続は決定!とはいえ、その多大なる影響は競馬マスコミをも襲う!
月刊誌『競馬最強の法則』で人気を博した「最強の早耳 噂の真相‼」が帰ってきた! 競馬界にまつわる“裏”情報をここにだけ教えよう!
■GIの勝利インタビューもスタンドマイクを使用!
紆余曲折を経て緊急事態宣言下での競馬開催が決まった。ただ、新型コロナ騒動の影響は競馬マスコミを襲ってきている。専門紙の苦境はお伝えしてきた通りだが、南関東では13日の川崎開催から、一部販売店向けだった新聞の納入をストップ。データは作るが新聞としては刷らないということを決めた。
当然、競馬に関わるテレビ番組、ラジオ番組も新型コロナの影響が出始めている。競馬番組関係者は次のように語る。
「騎手や関係者へのレース以外の質問などは収録を遠慮する風潮になっている。そもそも、トレセンの代表質問も距離を取って行われている状況。馬主(馬係も)ですら入場を遠慮してくださいと言われている状況なので、マスコミは取材させてもらえるだけありがたい状況だろう。
先週の大阪杯での勝利インタビューもソーシャルディスタンスを保って行われた。スタンドマイクを使って距離を取って受け答えをするという状況だ」
また、いわゆる民放キー局が自社の社員以外に対し、社内への立ち入りを制限する動きも目立ち、あらゆる番組が収録中止に追い込まれている。
「競馬番組も無傷というわけにはいかないよね。どの番組も今のところはソーシャルディスタンスを取りながら収録なり放送が行われている。ただ、解説者や予想者の数が今まで通り必要かというところは今後問われてくることだろう」
ネットでは某大手サイトの競馬番組でベテラン解説者がお休みになっていることも話題になったほど。
「出演者が固定されているわけではないし、休んでいても違和感はないんだけど競馬評論家は年齢層も高い。テレワークになっている企業もあるし、収録そのものが難しくなっている。また、長距離の移動を伴うことが必要かと問われると厳しいよね。
予想や中継以外の番組は減っていくことが想定されるし、減らなくても出演者が変更されたり数が少なくなったりすることは増えると思うよ」
他の公営競技はレース自体が中止になってしまったこともあり、早々に番組自体が休止しているところも少なくない。競馬は開催されるだけマシというところも少なくないが、数カ月前までのような番組作りは難しくなっているのは確かだ。
「ネット番組を含めて簡易な機材で収録したり、声だけの出演者も増えていく。それでも情報を届けることができるということに感謝しないとね。1日も早く今までの状況が戻ってくることを望んでいるよ」
競馬は開催されるがあらゆるところで大きな影響は出てくることは避けられないだろう。