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コロナ禍で「暴落する今」こそ始めるS&P500インデックス投資【令和の億り人が静かに教える】若者にこそ知ってほしい「資本主義」の仕組み⑤

人生100年時代、「専業主婦/専業主夫」志向の人と結婚することは非常に危険です

◆若者は「トリプルインカム」を目指せ!

 貯金も給料もない学生はどうすれば良いでしょうか? という質問も頂きました。重要な質問です。「なるべく高い給料がもらえる会社への入社を目指すべきか?」。そうですね、できれば給料は高い方が良いですね。「質素倹約に努めるべきか?」そうですね、できるならそれも良いですね。でも無理な倹約は続きませんし、人生を楽しむことも大切です。

 私がアドバイスしたいのは、「トリプルインカム」を目指せ! ということです。つまり3つの収入が得られるように努力せよ、ということです。

 1つ目は当然あなたの給料です。

 2つ目はあなたの配偶者の給料です。
これからの時代、「専業主婦/専業主夫」志向の人と結婚することは非常に危険です。人生100年時代のどこかで、あなたが健康上の理由で長期間働けなくなることがあるかもしれません。失業もありうるでしょう。起業する絶好のチャンスが来るかもしれません。そんなとき、あなたと同等に稼いで家計を支えてくれるパートナーが望ましいと思います。

 3つ目は投資による収入です。
少額でも良いので長期に複利で(つまり利息を生活費に回す必要が無いように)運用できる体制をつくることです。自分が高い給料を取ることにこだわって、長時間労働を強いられ、配偶者との共働きができないような会社に入ってしまうことは敬遠すべきだと思います。夫婦でよく話し合い、投資に対する価値観を共有しておくことも重要だと思います。新車や新築住宅の購入はやめましょう。買ってすぐに価値が大きく下がるものを買うなんて馬鹿げています。子供を私立学校に通わせることも疑問です。公立でも十分な教育が受けられます。子供にブランドを与えるより、子供が経済的危機に陥ったときに、親として救いの手を差し伸べることのできる財力を獲得しておくことの方が重要だと考えます。(つづく)

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鈴木 烈

すずき れつ

1973年生まれ、47歳。早稲田大学法学部卒業。八千代投資株式会社代表。台湾および中国で約50店舗(2018年離職当時)のレストランを運営する、乾杯股份有限公司の元CEO。在職12年で売上と利益を約20倍に増やし、2016年にはCEOとして台湾の新興企業市場で店頭公開を達成。その後2019年に帰国。現在は、前職で得た資金と人脈で投資業を営む。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修士課程在籍。

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