山本昌がセ・リーグベストナインを選出! 気になるセカンド、もっとも多かった球団は……。 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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山本昌がセ・リーグベストナインを選出! 気になるセカンド、もっとも多かった球団は……。

パ・リーグ私的ベスト9を山本昌さんが厳選!

■悩んだのは……二塁手と外野、選出は?

 個人的に悩んだのは二塁手と外野手でした。

 二塁手には、リーグトップの181安打を記録した広島の菊池涼介選手がいますし、高い守備力や優勝への貢献度を考慮すれば彼でもよかった。ですが、私が選ばせていただいた山田選手はプロ野球史上初の「2年連続トリプルスリー」を達成した男ですからね。このような選手は今後、滅多に現れることがないと考えての選出でした。

 外野手は広島の丸佳浩選手か福留選手で迷いましたね。ただ、ここは数字で判断しました。打率が3割を超えていたのなら彼でもよかったのですが、福留選手は39歳であれだけのパフォーマンスを披露してくれたわけですから。
 このほか、私の選定で特徴を述べるとすればベテランです。

 

 村田選手、新井選手、福留選手と、今年は35歳を越えた選手たちの活躍が目立ちました。新井選手はキャリアハイに近い成績を残しましたし、中日時代にチームメートだった福留選手も、4位と低迷した阪神において唯一の3割打者となり、39歳ながら健在ぶりを見せてくれました。50歳までプレーした私としても、ベテランが活躍してくれるのはうれしいものですよ。

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山本 昌

やまもと まさ

1965年8月11日、東京都生まれ。神奈川・日大藤沢高から83年秋のドラフト5位で中日ドラゴンズに入団。プロ5年目、88年の米国への野球留学をきっかけに飛躍し、同年8月プロ初勝利。以後はスクリューボールを武器に活躍する。93年に最多勝利、最優秀防御率のタイトルを獲得すると、翌94年には連続最多勝利と沢村賞に輝く。97年にも最多勝利。2006年9月16日対阪神戦でプロ野球史上最年長の41歳1カ月でノーヒットノーラン、08年8月4日の巨人戦で史上24人目となる通算200勝を樹立。通算581試合に登板し219勝165敗。


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