「河野太郎、お前もか!」欧米とは周回遅れで
移民政策を進める安倍晋三政権の本性とは?
作家適菜収がその危うさを指摘する…
作家・哲学者の適菜収が「安倍政権の無能と欺瞞」を討つ批判の毒矢
自民党の河野太郎・前行政改革担当相は2日、「ロイター・ブレーキングビューズ」のイベントに参加し、米国のトランプ次期政権が環太平洋連携協定(TPP)に加わらなければ、アジア各国は中国を重視して地域の安全保障に長期的な影響を及ぼしかねないとの懸念を示した。
と同時に。今後の経済成長を確保するため、河野氏は「そろそろ移民について議論を始める時期」とも強調。
河野太郎よ、お前もか!
移民政策は、国の根幹を揺るがすような問題。
欧米では移民の増大により社会が荒廃し、世界各国の指導者が移民政策の失敗を認め、見直しが始まっている中、周回遅れで移民政策を推し進めようとしているのが安倍政権。
同じくそのことを認識していない能力がない政治家ばかりが跋扈している状況に、作家適菜収氏は憤りを通り越して絶望を感じている。
かつて安倍晋三首相は移民政策について以下のように発言をしている。
(※適菜収著『安倍でもわかる政治思想入門』本文引用)
移民政策について
二〇一四年四月四日 経済財政諮問会議及び経済財政諮問会議・産業競争力会議合同会議での安倍晋三の発言
「移民政策と誤解されないように配慮しつつ、
(中略)
さらなる外国人材の活用の仕組みについても、
検討を進めていただきたいと思います。
その際、国家戦略特区の活用も含めて
検討をしていただきたいと思います。」
欧米では移民の増大により社会が荒廃し、移民排斥を訴える政党が躍進している。世界各国の指導者が移民政策の失敗を認める中、急激な移民政策を進めようとしているのが安倍政権である。
特区を利用したり、「移民と外国人労働者は違う!」などと言いながら、グレーゾーンを拡大し、「移民政策と誤解されないよう配慮しつつ」(二〇一四年四月四日)、押し通すというやり方だ。
EUの例を見ても、移民受け入れの拡大はなし崩し的に進んでいる。
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