超人気アトラクション「トイ・ストーリー・マニア!」の絵本に書かれた数字の意味
祝・開園15周年! 売れっ子ディズニーブロガー・みっこさんによる、ちょっぴりツウなディズニーシーの楽しみ方⑦
◆建物内にある「絵本」のバーコード、実は……?
屋内のスタンバイ列は、ゲストが小さなおもちゃになって、映画『トイ・ストーリー』シリーズに登場するアンディの部屋を進むという設定です。最初の部屋は倉庫という位置づけで、アンディのおもちゃが所狭しと並んでいます。
ここでぜひ注目してほしいのが、建物に入りすぐ目に入る、正面の塗り絵の大きな本。ファストパスの場合はこの大きな本の右側(本の中面側)を進みますが、スタンバイの場合は左側、つまり本の裏側を通ることになります。
その時、本の左上部分を見てください。バーコードのようなものがあり「786936138047」と数字が書かれています。
ほとんどの方が気にもしないこの数字、実は、実際に発売されているディズニー映画『トイ・ストーリー』と『トイ・ストーリー2』がセットになったDVD商品のバーコードの番号とまったく同じなのです。
こんな細かな場所にまでこだわりが隠されているなんて、ディズニーらしいですよね。
◆ファストパス発券機は「タワー・オブ・テラー」と同じ?
いつも短時間で発券が終了してしまう「トイ・ストーリー・マニア!」。このファストパス発券機をじっくり見たことのある方は少ないのではないでしょうか。
この発券機、実は「タワー・オブ・テラー」と管理会社が同じ、という共通点があります。リアルな管理ではなく、「設定上のお話」です。
それぞれの発券機の横には「Empire Ticket co. (エンパイヤーチケットカンパニー)」という文字が刻まれています。デザイン自体のイメージは異なりますが、機械の形がほぼ一緒なのです。横にある円形の部分にはおそらく、チケットになる用紙がロール状にセットされている(という設定)のでしょう。
ふたつのアトラクションがあるアメリカンウォーターフロントは、20世紀初頭のアメリカが舞台。「タワー・オブ・テラー」はホテルで、「トイ・ストーリー・マニア!」は遊園地。
このチケット会社は、ニューヨークの港街のエンターテイメントを取り扱っている会社、という設定なのかもしれませんね。
<『701回通ってわかった ディズニーシーで史上最高の1日を過ごす方法』(KKベストセラー刊)をもとに構成>
※記事の内容は筆者独自の取材や見解に基づくものであり、公式のものではありません。
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