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「幸せをつかむ脳の使い方」
~なりたい自分になるために、
 脳を書き換えよう!

脳を「楽しい」と思わせるだけでダイエットもうまくいく

幸せをつかむために自分の脳を書き換える。そんな脳の使い方を提唱するのが、中野信子先生の『幸せをつかむ脳の使い方』だ。今回は特に女性にも興味がありそうなダイエットについての文章を抜き出してみた。

 

 ◆目標に合わせて脳を書き換えよう!

 脳というのは、いったん目標が設定されてしまうと、その目標に向かって自動的にいつまでも走り続けてしまう性質があり、これをうまく利用してやることで、思いどおりの結果を手にすることが可能と言えます。

 たとえばダイエット。「痩せたいけど食べたい」「甘いものをやめられない」 そんな人は、脳の性質を考慮に入れたダイエット戦略を練りましょう。
 痩せやすい人と太りやすい人の差───それは、「NEAT」の違いです。    NEATというのは、Non-Exercise Activity Thermogenesis(非運動性活動熱産生)の略称で、日常の生活活動で消費されるエネルギーのことです。
 アメリカの運動科学の専門家が、特別な運動をしなくても日常生活のなかでNEATを増やしていけば、肥満を解消できるという研究結果を発表しています。  
 それによると、痩せている人は、太っている人と比べるとNEATが1日に約350キロカロリーも多いのです。
 この差は姿勢の違いから生じるということがわかりました。太っている人は座っている時間が長く、立っている時間が少なかったのです。
 1日350キロカロリー消費すれば1年で約12万7750キロカロリー。脂肪組織1キログラムを7000キロカロリーと換算すると、1年で約18キログラムという大きな差になってしまいます。
 定期的に運動をしようという心がけも大切ですが、こまめに動くことはそれ以上に大切なのです。つまり、痩せやすい人は痩せやすい生活スタイルを身につけているということです。  

 ◆脳に「楽しい」と思わせることで無理なく続けられる

 では、痩せやすい生活スタイルを身につけるにはどうしたらよいか。
 それは、「動いていることが楽しい」と脳に思い込ませることが、シンプルですが一番早道でしょう。  
 たとえば電車のなかでは、座るよりも立っているほうが、車内がよく観察できる。車窓の景色もよく見えて楽しい。
 せっかく階段をのぼることができる若さと筋力を持っているのだから、エスカレーターを使わずに、自分の足を使ってあげないと損……。  
 このように、あなたの脳を、痩せやすい脳に書き換えてしまうのです。
 
『幸せをつかむ脳の使い方』とは、このように目標に向かって自分の脳を書き換えることで、自然に行動や習慣に落とし込むことなのです。

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