忙しい現代人が知っておきたい目にいいスーパーフード、いつ食べるのがベスト?
専門医•日比野佐和子と林田康隆氏が語る目の新常識<13>
◇忙しい現代人が知っておきたい目のスーパーフード
体のためにも目にも、毎日きちんとした食事をとることが大切ーー。そうはわかっていても、忙しくてつい外食になりがちだという人は少なくないでしょう。私もその一人です。
でも、だからこそ、腹六分目を心がけ、食品添加物を多く含む食品は避けるようにしています。間食用のナッツ類やベビーフードを常備したり、コンビニ蕎麦は洗ってから食べたり。小さな抵抗を続けています。
ここで、目によい最強の食べ物を紹介しておきたいと思います。
それは、多くの人が好きな食べ物にあげる「カレーライス」です。食欲がないときも食べやすいというのも魅力でしょう。
カレーライスは、漢方薬などにも使われるスパイスの力を結集させた「目のスーパーフード」。そもそもスパイスの多くが消化を助け、新陳代謝をアップさせる力を備えているので、効能を知っておいて損はありません。下にあげたカレーに含まれるスパイスの効能を知れば、「なるほどなあ」と納得される方も多いのではないでしょうか。
カレーライスは脳内の血流量を増加させ、脳を活性化させる食事として、老若男女におすすめしたいメニュー。また、緑黄色野菜や魚介類といった、目にいい具材をさまざまに組み合わせられる点も魅力。食欲がないときや食事のメニューに困ったときなどは、まずはカレーを選んで、目と脳に喝を入れましょう。活動前、つまり朝ごはんかランチに取り入れるのがベストなタイミングです。
■サフラン
細くなった血管を拡張させるとともに、血液をサラサラにする働きもあるので、代謝と循環に抜群の効果が期待できます。黄色の色素を呈する「クロシン」という成分には、中枢神経の活性化と記憶力の向上をサポートする働きもあります。
■ターメリック(ウコン)
主要成分の黄色い色素「クルクミン」には、肝機能を高めコレステロール値を下げる効果があります。近年は抗酸化作用やアルツハイマー型認知症の予防効果も話題に。
■カルダモン
交感神経を刺激して、心身ともに活性化させます。口臭予防にも。
■シナモン
毛細血管を強くして全身の血行を向上させるので、冷えやシミ、シワの改善に貢献します。また高血糖時の血糖値を下げる効果や抗菌作用、整腸作用もあります。
■ニンニク
滋養強壮、免疫力の向上、高い抗菌力など、元気になれるスパイスの筆頭格です。
『1日1分、2週間眼トレ 〜日比野&林田式〜』 (KKベストセラーズ)