「今とは別の人生をイメージできるだろうか?」
村上龍・伝説のサバイバル・エッセイ、待望の最新刊を読む
大好評、発売中! 『星に願いを、いつでも夢を』村上龍、最新刊。
村上龍・伝説のサバイバル・エッセイ、待望の最新刊!
生きるだけで精一杯の人たちが、
今とは別の人生をイメージできるだろうか?
星に願いを伝えられるだろうか?
いつでも夢を持っていられるだろうか?
夢という言葉ばかりが氾濫し、不安が蔓延する今、
騙されないで生き延びるには?
新たなる地平への村上龍・渾身のメッセージ。
今や「願い」も「夢」も消えつつある。
本書は、まだそれらが実在した時代の曲名を、二つ組み合わせてタイトルとした。
アイロニーではないし、ニヒリスティックになっているわけでもない。
わたしは、現実を見ようとしているだけだ。
(「あとがき」より)
本書は、まだそれらが実在した時代の曲名を、二つ組み合わせてタイトルとした。
アイロニーではないし、ニヒリスティックになっているわけでもない。
わたしは、現実を見ようとしているだけだ。
(「あとがき」より)
【目次】
01 貧困にならない方法はあるのか。
02 達観の境地にはほど遠い。
03 ずっと不安とともに生きてきた。
04「出会い」は濃密でスリリングであればあるほど、危険だ。
05 なんで村上龍がこんな本を?
06 夏の猛暑で、愛犬のシェパードが熱射病で死んだ。
07 人生を変えるためには、膨大なエネルギーがいる。
08 ボルボに命を救われた。
09「自分を失うため」に酒を飲む。
10 とりあえず髪はキープできている。
11 どんな人間にもチャンスがある、というのは、本当は残酷な言葉だ。
12 龍さんはワーカホリックだよ。
13 村上龍が援助交際をしている?
14 小説を書くのは好きではない。
15 今、AI、つまり人工知能について考えている。
16「星に願いを」バカ言うな。
17 今「ギラギラした人」はもてない。
18 オヤジバンドは絶対にやらない。
19 あとがき「星に願いを、いつでも夢を」
PS We Love Dylan
村上龍
作家。1952年長崎県生まれ。武蔵野美術大学中退。在学中の76年に『限りなく透明に近いブルー』で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。旺盛な作家活動を展開。かたわらTV『カンブリア宮殿』のMCとして活躍中。