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Perfumeの踊りは何ダンス? 振付師・MIKIKOの独特な動きは“日常のしぐさ”から生まれていた

MIKIKOさん2月毎日更新 Q3.振付のアイディアは、どのように生まれるんですか。

PerfumeやBABYMETAL、恋ダンスなど、一度見たら忘れられない印象的な振付を数多く手掛けるMIKIKOさん。どんなところから着想を得ているのでしょうか。

「子どもが緊張したときは肩があがる」日常の気づきをヒントに

 私は“日常のしぐさ”を振りに落とし込むことが多いので、よく人の動きを観察しています。電車に乗っているときに“あの座り方はチャーミングだな、あの立ち方は落ち込んで見えるな”と考えたりして。例えば“子どもが緊張したときは肩があがる=かわいい”というような小さな動きを見逃さないようにして、振付に生かしたり。そういったところからヒントを得ています。

撮影/杉田裕一 [POLYVALENT]

 長い間、振付をやってきて、自分なりの「型」というものが最近になって見えてきました。例えば、誰であっても、腰を左に出したときに右腕のほうの肘を張って、体全体を引っ張るようにすると、身体のバランスが取れているように見えたり。音に合わせて関節の動きをピシッと決めることで、音に身体をはめていくことができます。
 腕と足の角度を決めると変わった形でもキマって見える、というような、自分なりのアルゴリズムといいますか。日本舞踊などの「◯◯流」というのでもないですけど、私っぽい「型」を意識して振付を作っているところがあります。
 「MIKIKOさんのダンスのジャンルは何ですか?」とよく聞かれますが、自分でもジャンルは意識していません。高校時代にダンスを習っていたときも、ヒップホップとバレエ、両極端なものをいっぺんに習って「どっちかを辞めないと大変なんじゃない?」と言われていたくらい。でも私の体型には両方必要だったので、これまで勉強してきたバレエ、ヒップホップ、ジャズの要素をミックスしつつ、海外アーティストのマネではなくて、自分の体型で踊りやすい踊りを追求してきた結果、今のスタイルが出来上がったと思っています。

明日の第四回の質問は、「Q4.振付を作るときに大切にしていることは何ですか」です。

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MIKIKO

演出振付家。

Perfume, BABYMETALの振付・ライブ演出をはじめ、様々なMV・CM・舞台などの振付を行う。

メディアアートのシーンでも国内外で評価が高く、新しいテクノロジーをエンターテインメントに昇華させる技術を持つ演出家として、

ジャンルを超えた様々なクリエーターとのコラボレーションを行っている。

また、ダンスカンパニー「ELEVENPLAY」を主宰。

4月15日・16日開催の、東京ドームに誕生するGallery AaMoのこけら落としイベント

『Rhizomatiks Research × ELEVENPLAY Dance Installation at Gallery AaMo』で待望の新作が発表される。

公式サイトはこちら


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