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ファンバステン提言で、知っておきたいピッチの「点」と「線」の意味。

いまさら聞けない、ピッチ上のギモンを解決!

FIFAファンバステン氏の「オフサイド廃止」提言が波紋を呼んでいる。今後サッカーのルールがドラスティックな変化を遂げる可能性も出てきた。氏の提言には「PK廃止」も。その前に…PK時やキックオフ時にボールが置かれる「点」と周りの「線」の意味、知っていましたか? 『3時間でサッカーの目利きになる』(著・清水英斗)のコラムより抜粋する。

ペナルティーエリアはいいとして、センターサークルの意味って?

 ……さてこのピッチ。中を見ると、様々な線が描かれています。たとえば、ペナルティーエリア。これはGKが手を使える範囲と、守備側がファウルを犯したときにPKが与えられる範囲を示します。そしてペナルティースポットは、PK時にボールを置く場所。この辺りは試合を見ていれば、すぐに理解できるでしょう。

ピッチの「点」と「線」の意味。説明できますか?

 では、センターサークル、ペナルティーアーク。これらは何のために描かれているのか? サッカーではフリーキックのとき、守備側がボールから10ヤード(9.15メートル)以上離れることが義務付けられています。

 キックオフやPKも、いわばフリーキックと同じくリスタートプレーの一つなので、センターマークやペナルティースポットを中心に半径9.15メートルの円を描き、「守備側はこの内側に入れませんよ」という位置をわかりやすくしているのです。

 一方、コーナーキックについてはそのような線がありませんが、コーナーフラッグから9.15メートルのゴールライン上の位置に短い白線を描き、目安とすることがあります。何となく描かれているように見える線にも、いろいろ意味があるんですね。

(『3時間でサッカーの目利きになる』より抜粋)

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清水 英斗

しみず ひでと

1979年生まれ。岐阜県出身。プレーヤー目線で試合を切り取るサッカーライター。ド イツやオランダ、スペインなどでの取材活動豊富。ライターのほか、ラジオパーソナ リティー、サッカー指導、イベントプロデュース・運営も手がける。過去には東京都 リーグ2部でプレー。現在も週に1回は必ずボールを蹴っており、海外取材の際に は、現地の人たちとサッカーを通じて触れ合うのが最大の楽しみとなっている。主著 に『サッカー「観戦力」が高まる』(東邦出版)『3時間でサッカーの目利きになる』(ベストセラーズ)など。 


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