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数多の振付を生み出すPerfumeの振付師・MIKIKOはなぜ“スランプ知らず”なのか?

MIKIKOさん2月毎日更新 Q10.スランプに陥ったときはどのように乗り越えていますか?

アーティストの楽曲やCMなどの振付、舞台の演出など、日々膨大な仕事と向き合っているにもかかわらず“スランプ知らず”という演出振付家のMIKIKOさんに、仕事がうまくいくコツを教えていただきました。

毎回、絞り出すようにアイディアを湧かせている

 実は“スランプ”ってどういう状態なのかよくわからなくて(笑)。「今日はテンションが低いな……」という日はありますけど、「どうしても振付が思いつかない!」ということはないです。
 なぜなら「思いつかなくてもやらなきゃいけない」と開き直ってるから。アイデアが湧いてくるのを待つのではなく、毎回、どうにかしてアイディアを湧かせています。吐くように、絞り出すように考えています。私には向いていないんじゃないかと思うときもあります。でも、何かを作るときって、みんなそうなんじゃないかと思います。
 演出に関しては、「成功させる」ということ以外に選択肢がないので。スランプということは、考えたことがないですね。

——仕事が思うように進まないとき、どんな考え方をすると乗り越えられますか。

 やれば終わる。それに尽きます。絶対、やれば終わるんです。やらないから、終わらない。実際に取りかかる前ってすごく嫌ですよね。「終わらないかもしれない」とか考えてしまって。だからやらない、というだけで、始めないから悶々とするんだと奮い立たせて頑張っています(笑)。

撮影/杉田裕一 [POLYVALENT]

 ミスをしたときにも、「他人はそんなに私のことを気にしていない」と思うようにしています。ミスをして落ち込むのって、人からどう思われるかを気にしているからなんですよね。昔は気にしがちな性格で、「こんな風に思われているのかもしれない」と人の目を気にして悩むことも多かったんですが、「自意識過剰じゃない?」って言われたことがあって、ハッと気が付きました。自意識過剰ほど恥ずかしいものはないですよね。それ以来、落ち込む時はとことん落ち込んで、切り替わるのを待って、パーンと開き直るクセを付けるようにしています。仕事の仕方も考え方も、クセをつけるとラクになると思いますよ。

明日の第十一回の質問は、「Q11.プライベートではどんな音楽を聴いていますか?」です。

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MIKIKO

演出振付家。

Perfume, BABYMETALの振付・ライブ演出をはじめ、様々なMV・CM・舞台などの振付を行う。

メディアアートのシーンでも国内外で評価が高く、新しいテクノロジーをエンターテインメントに昇華させる技術を持つ演出家として、

ジャンルを超えた様々なクリエーターとのコラボレーションを行っている。

また、ダンスカンパニー「ELEVENPLAY」を主宰。

4月15日・16日開催の、東京ドームに誕生するGallery AaMoのこけら落としイベント

『Rhizomatiks Research × ELEVENPLAY Dance Installation at Gallery AaMo』で待望の新作が発表される。

公式サイトはこちら


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