『かもめ食堂』に見るミニマリズムの原型
「最小限主義の心理学」不定期連載第13回
床塗りとカウンターテーブル
最近、またコーヒーを淹れる機会が多くなった。
きっかけは、床塗りとカウンターテーブル。
壁側に沿うようにして置いていたカウンターテーブルは、その大事な役割であるボックスの中がガラガラになってきて、もう捨ててもいいんじゃないかと日々考えていた。
それが、正月に床を白く塗る機会があり、なぜかそのあとからまた頻繁に豆を挽き、コーヒーをプアオーバー(注いで)で淹れるようになったのだ。
もう要らないと思っていたカウンターテーブルで。