【フローラS】多頭数競馬の経験が生きるホウオウピースフルに勝機アリ!
スカイグルーヴの強さはホンモノか?
今回の重賞予想は4月26日(日)に行われる【フローラステークス 東京 芝2000m】を取り上げる。征木由基人氏の結論ははたして……?
■2頭出し木村哲也厩舎の人気薄・ヴォリアーモに要注意!
厩舎、騎手の分析を中心としたバランス予想で、定職には就かずに馬券だけで生活している生粋のギャンブラー・征木由基人氏に、【フローラステークス】的中に向けてのヒントをもらった。
皆さん、こんにちは。
5月5日に開催が予定されていた競輪の日本選手権が新型コロナウイルスの感染拡大によって中止が発表された。地方競馬の売り上げがバブル再来とばかりに倍増している中、競輪は前年比2割、3割という散々たる結果のため、何が何でも開催するという意義が乏しかったのだろう。
競馬の仕事をしていて何だが、ネットを見ていると眉をひそめたくなる競馬ファンの声が溢れている。その1つが『競馬以外のギャンブルに対する冷たさ』である。とくに感じるのがパチンコへの攻撃。やらない人間からすれば、競馬もボートも自転車もパチンコも全部ギャンブル。そこに順列などない。
売り上げやイメージから競馬は上に思われているが、それであればギャンブルを代表する立場ということになり、「競馬はスポーツやカルチャー」というのは、おこがましいと思っている。ギャンブルの地位を上げるのが競馬ファンの務めであり、特別な存在として『競馬だけは違う!』と駄々をこねるのは、『大麻は体に良い!覚せい剤と一緒にするな!』といって何度も捕まっている活動家と同じである。世間の目は冷たく自分たちを見ていることを自覚した方がいい。
競輪の衰退は競馬業界に何かしら悪い風を吹き込むに違いない。JRAの投票システムを使って車券を売るくらいの救援ができないものか。海外の馬券を売ることができるのであれば、国内のギャンブルを守る活動もできるはず。海の向こうの競馬より大事だと個人的には思っている。
それでは予想を始めよう。今週はマイラーズC(26日 京都 1600m)よりも17頭立てのフローラS(26日 東京 2000m)のほうが予想は楽しめそうだ。
人気の中心は⑨スカイグルーヴ。前走の京成杯ではゴール前でクリスタルブラックの強襲にあい、2着に惜敗。そのクリスタルブラックは皐月賞に出走したため、スカイグルーヴの能力を測るためにも注視していたのだが、故障もあってかまったくレースに参加できなかった。
スカイグルーヴは初戦のインパクトが強く、2戦目の京成杯でも1番人気に支持された。ただデビュー戦はすんなり逃げられたこと、2戦目も相手レベルが…と突っ込む余地はある。シルクレーシングの人気馬ということもあり、過剰に支持を集める傾向にあるため疑ってかかるのは本筋か。
それならば強い相手に揉まれている⑦ホウオウピースフルのほうが能力は上と判断したい。前走のレースっぷりは頼りないが、勝ったのは実質(離れた2番手)逃げていたミヤマザクラと直線勝負に賭けていたマジックキャッスルで外側をまともに走った同馬にはツキがなかっただけ。多頭数の競馬を経験している点もスカイグルーヴにない強みだ。
その他で注目したいのが⑫ヴォリアーモ。今年のゆりかもめ賞は牝馬がワンツーという異例の年。その2着馬になるのだが、陣営としてはオークスへと駒を進めたい1頭。同厩舎のスカイグルーヴにわざわざぶつけてきているということは…。オークス2頭出しを狙うのであれば、今回、力が入っているのはヴォリアーモとも考えられる。
<『競馬最強の法則』編集部による“最強”予想 >
◎⑦ホウオウピースフル
〇⑫ヴォリアーモ
▲⑨スカイグルーヴ
△①エレヴァテッツア
△②セイウンビーナス
△③ウインマリリン
△⑤ルトロヴァイユ
△⑥ウィスパリンホープ
△⑪レッドルレーヴ
⑦ ⑫ ⇒ ① ② ③ ⑤ ⑥ ⑨ ⑪