1日1行で大丈夫。自然にお金が貯まる、「あきの家計簿」って?
1日1行! 2年で350万貯まる!
普通の家計簿ではお金は貯まりません!
家計簿さえつければ、お金が貯まるなんて思わないでください。むしろ、普通の家計簿では「つけてもお金は貯まらない」と考えてください。
それに対して、あきの家計簿は「本当につけるだけでお金が貯まる家計簿」です。中には普通の家計簿でお金を貯めている人もいますが、極端に支出を削るかなりの節約名人。素人にはとうてい真似できないことが多いのです。
あきの家計簿は、節約名人にならなくてもOK。必要以上に頑張らなくても、自然に「お金を貯める力」をつけていくことができる家計簿です。その方法は、難しいわけではなく、むしろ、とても簡単にできるのです。
あきの家計簿で1ヵ月の間にやることは、1日1行分の支出をノート片面1ページに記入することと、月に1回1列の集計表を完成させること。毎月たったこれだけ。普通の家計簿よりずっと書くところが少ないので、ズボラさんでも大丈夫。今と同じ収入で、生活の質を上げることもできるようになるので、「欲しいものが買えてお金も貯まるなんて、まるで魔法のようですね」と読者の方に言っていただくこともあります。
基本は毎月と年間の家計簿、2つだけ
あきの家計簿は、日々の支出を記録する「毎月の家計簿」と、月末の集計作業として利用する「年間の家計簿」の2つの家計簿で構成されています。
この2つの家計簿を1冊のノートに記入していきます。「毎月の家計簿」には、「食費」「日用品」といったおもに現金でやりくりする日々の買い物を記入します。「年間の家計簿」では、「家賃・電気・ガス・水道」など、おもに銀行などから自動引き落としになる項目や、月1回だけなど支払い頻度の少ない支出を記入します。他の家計簿と比べて、1ヵ月に記入する内容がとても少ないのが特徴です。
1つ1つ品名を書いていくような細かなタイプの家計簿は、最初は楽しいのですが、「書くところが多い」というだけで書くのが面倒になり、続けるのがとても大きなストレスになってきます。家計簿は、すぐに挫折しては意味がありません。忙しい主婦だからこそ、手間なくシンプルにすべきもの。「同じ内容を2度書く手間」を極力省き、簡単なのに知りたい情報が自然に浮かび上がってくる。それが、あきの家計簿なのです。
スタートするために必要な道具
●あきの家計簿の1ヵ月(記入例)
あきの家計簿を始めるために準備するものがいくつかあります。
①ノート ②ペン ③定規 ④電卓 ⑤通帳
この5つをまずは、準備してください。
ノートは、B5の大学ノートで充分。横線が入っているノートを選べば、枠を作るのがラクです。ペンは、お手持ちの使いかけの黒色ボールペン1本で充分。定規も、お手持ちのもので構いません。
電卓も、今はスマートフォンに電卓のアプリなどが入っているので、買わなくても大丈夫。ペンも定規も電卓も改めて揃える必要はないので、まっさらなノートを1冊買えば、すぐに始めることができます。
通帳は、給与振込やローンなどの引き落としがあるものを中心に、これから家計簿で管理していく通帳を全部出してみましょう。あき家は、4冊の通帳を使っています。その他、子供用通帳など家計簿で管理をしていない通帳もありますが、こちらは数に入れていません。通帳は、数が多すぎると管理がしにくいものです。あまりに数が多い場合は、支払いをまとめられると管理がラクになります。