話題の『バイオハザード7』を試してみた!
しかもプレイステーションVRで体験!より恐怖感を味わうコトに…
一人称視点、音、トビラ…心理的に追い詰める演出の数々
今作で話題になった要因のひとつ、それは「PlayStation VR(PS VR)」に完全対応していることだろう。本作では三人称視点ではなく一人称視点が採用されたが、この変化によってPS VRへの完全対応も可能になった。一人称視点のゲームは珍しくないが、テレビ画面という“フレーム有りの視界”を通じてプレイするのと、VRデバイスによる“ノンフレームの視界”では臨場感が段違いだ。
360度どこを向いても、視界はうす暗い館の中。操作に慣れない序盤は、自分の操作で主人公の腕が眼前に飛び出すだけでも声を上げて驚く始末。
「カメラ的には後ろが見えないので、基本的に前を向いてプレイすることになります。今までよりも現状が把握しづらい分、より恐怖に触れることができます」(川田氏)
また、ヘッドホンから聞こえてくるのは効果音のみで、主人公の息づかいや足音だけが響くのも緊張感を増幅させる。こうしてビビリながらも少しずつ歩を進め、曲がり角やドアが近づくたびに「どうせ何か出てくるんだろ」と心の準備をする。しかし、なかなか飛び出してこないという状況も心理的に追い詰められていった。
「予測できてしまったら、ホラー体験として恐さをスポイルしてしまいます。ですから、できるだけリズムを予測させないような、先の展開を裏切るようにしました」(川田氏)